問題の解説
第1問
【今年の入場者数が過去最多を記録した、愛知県にある「現存12天守」の1つで、国宝でもある城はどれでしょう。】
正解は「犬山城」でした。
愛知県犬山市にある国宝・犬山城の今年の入場者数が、60万人を突破し過去最多を記録しました。
犬山城は、織田信長の叔父、織田信康が築いたとされる城で、現在は天守のみが現存しています。天守は国宝に指定されており、また「現存12天守」(江戸時代以前に建設され、今なお残っているもの)の1つです。
犬山城周辺では近年、ピンク色のハート形絵馬が話題の「三光稲荷神社」や、カラフルな彩りの「恋小町だんご」など、インスタ映えを意識したスポットやスイーツが話題で、入場者数は5年連続で最多記録を更新しています。
犬山城の城下町がインスタの街に。「絵になるスイーツ」が人気を呼んでいます。 https://t.co/y54xHEZvpl pic.twitter.com/VAyyUJRR1Q
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) 2017年9月6日
ちなみに、犬山城以外の「現存12天守」には、弘前城(青森県)、松本城(長野県)、丸岡城(福井県)、彦根城(滋賀県)、姫路城(兵庫県)、松江城(島根県)、備中松山城(岡山県)、丸亀城(香川県)、松山城(愛媛県)、宇和島城(愛媛県)、高知城(高知県)があります。
第2問
【将棋の羽生竜王と広瀬八段が訪れた、かつて剣豪同士の決闘が行われ、アントニオ猪木も決闘を行ったことがある、山口県下関市の無人島はどれでしょう。】
正解は「巌流島」でした。
将棋の八大タイトルの1つ「竜王戦」の最終局が、山口県下関市で行われます。
今回の竜王戦で羽生竜王が勝てば、羽生竜王の獲得タイトル数が、通算100期の大台に達します。
反対に羽生竜王が敗れると、27年間何らかのタイトルを保持し続けてきた羽生竜王が無冠となってしまうという、どちらに転んでも歴史が変わる大一番です。
この決戦を前に、羽生善治竜王と挑戦者の広瀬章人八段が、宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘を行った巌流島を訪れ、握手を交わしました。
そんな巌流島ですが、過去には何度かプロレスの舞台になったこともあります。中でもアントニオ猪木とマサ斎藤の「巌流島の戦い」は伝説となっており、試合時間2時間5分14秒の死闘の末、アントニオ猪木が勝利しています。
第3問
【ハリウッドでテレビドラマ化されると報じられた、芥川龍之介作品を原作とする黒澤明監督の映画は何でしょう。】
正解は『羅生門』でした。
スティーヴン・スピルバーグ監督がCEOを務めるアメリカの映像制作会社が、黒澤明監督作品の『羅生門』をテレビドラマ化すると報じられました。
黒澤明『羅生門』ハリウッドでテレビドラマ化! #羅生門 #黒澤明 https://t.co/GfCFW8lO3z
— シネマトゥデイ (@cinematoday) 2018年12月19日
『羅生門』は、芥川龍之介の短編小説『藪の中』と『羅生門』を原作にした、1950年公開の映画です。同作は1951年に米アカデミー賞名誉賞(現在のアカデミー外国語映画賞)を受賞し、当時は無名だった日本映画を世界に知らしめました。
黒澤作品は海外にもファンが多く、スピルバーグ監督もたびたび、黒澤作品に対するリスペクトを口にしています。
誤答選択肢の『七人の侍』は、『羅生門』と並ぶ黒澤明監督の代表作。また『杜子春』は、芥川龍之介の短編小説です。