問題の解説
第1問
【痴漢防止用スタンプを開発、試験販売することになった、ネーム印を手掛ける企業はどこでしょう。】
正解は「シヤチハタ」でした。
ネーム印などの販売で知られるシヤチハタが、はんこ型の痴漢防止用スタンプを開発しました。正しくは、「迷惑行為防止スタンプ」という名称の商品になります。
このスタンプには特殊なインクが使用されており、押しても無色です。しかしブラックライトを当てることで、印影が浮かび上がる仕組みです。
まずは抑止力や実用性の検証のため、限定500個の試験販売が開始されます。これには歓迎の声もある一方で、えん罪を助長するのではないかとの懸念の声も聞かれます。
さて、シヤチハタの読みは「シャチハタ」ですが、文字にすると「ヤ」と大きい字で表されます。
このように、読みでは小さい字なのに書くと大きい字になる企業名は他にもあって、マヨネーズで知られるキユーピーや、カメラやプリンターなどを手掛けるキヤノンなどが有名です。
なお誤答選択肢ですが、「ャ」が小さいだけでなく「夕」が漢字になっています。気づきましたか?
第2問
【インドネシアの首都移転先が、ボルネオ島(カリマンタン島)の東端近くの地域に決まりました。ところで、現在のインドネシアの首都はどこでしょう。】
正解は「ジャカルタ」でした。
かねてより首都の移転を計画していたインドネシアのジョコ大統領が26日、移転先をボルネオ島(カリマンタン島)の東端に近い地域とすることを発表しました。
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は26日、首都の移転先について、カリマンタン島(別名:ボルネオ島)の東端を選んだと発… https://t.co/x9Da1KzLnr
— AFPBB News (@afpbbcom) August 26, 2019
現在の首都ジャカルタはジャワ島にありますので、首都が別の島に移転することになります。
インドネシア政府はすでに、同地域におよそ18万haの土地を所有しており、今後は開発が進むものと見られます。なお、移転のコストですが、466兆ルピア(およそ3兆4500億円)になる見通しとのことです。
誤答選択肢ですが、「ニューデリー」(デリーとも)はインドの首都。「パリキール」はミクロネシア連邦の首都です。
第3問
【2020年のオリンピック・パラリンピック開催中、渋滞対策として時間帯による変動料金が実施されます。このような、時間帯や交通量などに応じて道路の利用料金を変動させる課金制度を何というでしょう。】
正解は「ロードプライシング」でした。
東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会や東京都は、大会期間中の都内の首都高速道路の料金について、ロードプライシングを導入する方針を決めました。
ロードプライシングとは、時間帯や交通量などに応じて道路の利用料金が変動する課金制度です。
今回の決定により、大会期間中は交通量の多い午前6時から午後10時の時間帯について、自家用車と社用乗用車を対象に、通行料金が1000円上乗せされることになります。なお、公共交通や物流車両などは対象外です。
また午前0時から午前4時の時間帯については、ETC(自動料金収受システム)搭載車に限り、通行料金を半額にして混雑の分散を図る予定です。