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「ハレ」の副産物

学会そのものからは少し外れた楽しみも紹介したいと思います。

学外の交友関係が広がる

近い研究分野の先生や学生とは何度も顔を合わせることになります。学生を中心とした交流会(いわゆる「若手の会」)が企画される界隈かいわいも多く、大学の垣根を越えた交友関係を築く機会に恵まれていることが大学院生活で面白かった点のひとつでした。

旅行ができる

学会は全国の大学の持ち回りで運営されることが多いです。しかも交通費や宿泊費は研究費から支出することができるため、学会のついでにお財布に優しい全国各地の旅行が楽しめます。

国際学会では中日に“excursion”と呼ばれる小旅行が組み込まれていたりもします。開催地の伝統的な街並みや催し物を堪能できる、研究発表と並んで重要なイベントです。

excursionで立ち寄った蘇州の風景

大学院、知識以外も磨きます

大学院の研究と聞くと、実験室に閉じこもっているイメージが強いかもしれません。しかし実際は外に出ていく機会が意外と多く、コミュニケーション能力も試される営みなのだと感じています。

今年は新型コロナウイルスの影響で数々の学会がリモート開催となっています。高校生や学部生は無料で参加できるものも多いので、研究者の「ハレ」を気軽に見る絶好のチャンス! 研究の世界を少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。

「全力!大学生活」のバックナンバーはこちら

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この記事を書いた人

ソフロレリア

高橋太郎の名でも活動中。博士(農学)。植物の研究をしています。ポケットモンスターと乃木坂46とウイスキーが好きです。

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