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ひょうご観光本部

問題の解説

第1問

バンジージャンプの「バンジー」は、英語ではbungeeもしくはbungyとつづります。もともとは、「ゴムひも」という意味の俗語です。

バンジージャンプの命綱以外にも、荷物を荷台に固定するゴムひもを「バンジー」と呼ぶこともあると、辞書には載っていました。現在では完全にバンジージャンプのイメージが強くなってしまっていそうですが……。

バンジージャンプを安全に行うには、命綱はただのヒモでは不十分です。衝撃を吸収してくれるゴムひもである必要があるのです。

第2問

バンジージャンプはもともと、バヌアツという国のペンテコスト島の人々が行っていた、「ナゴール」という儀式が由来です。

 ペンテコスト島のあるバヌアツは、南太平洋のど真ん中、「メラネシア」と呼ばれる地域に浮かぶ、小さな島国です。観光地として有名なニューカレドニア(フランス領)の近くです。

Vanuatu_on_the_globe_(Polynesia_centered).svgWikimedia commons / Via https://commons.wikimedia.org/

ナゴールは、木を組んで作られた高さ20~30メートルの足場から、植物のツルを足に結びつけ、10代~30代の若い男性達が地面へと飛び降りるというものです。これは男性にとっての成人の儀式で、これを飛ぶことによって男性は自らの力強さを誇示し、一人前として認められることが出来ます。同時に、ナゴールは豊作を神に祈るための儀式でもあります。

 成功しているシーンを見ても、ツルはゴムひもより伸縮性に乏しいため、地面にはたたきつけられるように激しく着地しています。また、落下地点は土の地面なので、死者やけが人も珍しくないとのことです。まさに命がけの儀式です。

 ちなみに、ナゴールで足に結びつけられる植物のツルは、男性達が自分で選んでいます。ツルが長すぎたり弱かったりすると、自分が死んでしまうので、慎重な選択が求められます。

「ナゴール」は、見学した人たちの手により、レジャーとして発展していくことになります。1988年、ニュージーランド出身のA.J.ハケットという人物が、ニュージーランドのカワラウ橋から、世界初の本格的なバンジージャンプに成功しています。

バンジージャンプは意外と歴史の浅いスポーツであることが分かります。

第3問

これまでに、国内で客が死亡した事故は一件もありません。ケガをした事故にまで広げると、ようやく軽傷の事例が一件だけ確認できました。

一方で、従業員側が死亡した事故は2件見つかりました。一件は、激しく怖がる客に体を引っ張られた従業員が、命綱をつけていなかったために転落死した事件。もう一件は、従業員が業務用のボートから川に落ちて溺れた事件です。

 もちろん、どんなレジャーにもリスクはつきものですから、100%安全ということはありません。しかし個人的に、これはバンジージャンプの持つ「危険」という印象の割には、低い事故率だと思いました(バンジージャンプ側の歴史の浅さもあるかもしれませんが)。あれだけ市民権を得ているジェットコースターですら、国内でそれなりの件数の事故が起きてきた歴史があるのです。

 一方、海外ではより多数の事故例があります。私自身は設備が古すぎたり、不十分だったりするケースが多いように感じました。

体験記でも書きますが、私が行った竜神バンジーでは、設備の点検や安全管理が「ここまでか」と驚くほどになされており、そのような危険性は感じませんでした。バンジーにおける命綱となるゴムひもは、毎日触って点検するほか、使用回数や使用時間が基準を超えると、すぐに新品へ交換しているそうです。

第4問・第5問

現在、日本でバンジージャンプが出来る場所を調べてみたところ、確実に通年営業しているのは全部で12カ所でした。

内訳は、九州2カ所、四国1カ所、関西2カ所、中部2カ所、関東5カ所です。

その中でも落差が最大なのは、茨城県・常陸太田市にある「竜神バンジー」です。

guide0竜神大吊橋公式サイト / Via http://ohtsuribashi.ryujinkyo.jp

 

guide2竜神大吊橋公式サイト / Via http://ohtsuribashi.ryujinkyo.jp

竜神峡という渓谷に、歩行者専用の橋「竜神大吊橋」がかかっています。そこから、100m下のダム湖に向かってジャンプするのです。年間で約1万人以上がチャレンジしています。

View_from_Ryujin_bridge_and_Ryujin_DamWikimedia commons / Via https://commons.wikimedia.org/

竜神大吊橋でバンジーを運営しているのは「BUNGY JAPAN」で、関東地方を中心に6カ所のバンジージャンプを運営しています。チャールズ・オドリン社長は、バンジーの本場ニュージーランド出身です。

もともと竜神大吊橋は、バンジージャンプをするために作られた橋ではありませんでした。観光客を呼ぶため大規模な橋を作ろうと、巨額の費用を注ぎ込んで作られ、1994年の完成当初は歩行者専用の吊り橋として長さ日本一でした。

しかし、水戸市内から一時間以上の山道という立地の悪さや、そもそも交通のために必要でなかったこと、さらに他地域により大規模な橋が完成するという運の悪さが手伝い、観光客が全く来ず、批判にさらされていました。

 そこで常陸太田市は、起死回生の策としてバンジージャンプを誘致することにしたのです。偶然にも竜神大吊橋はバンジージャンプに最適な条件が整った場所で、BUNGY JAPAN側も誘いを快諾。こうして始まったバンジージャンプは大盛況となり、地域の活性化にも大いに貢献しています。

オープン当時の動画です。地元の神社の神職の方が、こけら落としジャンプ(最初のジャンプ)をされる様子は、40秒頃から確認することが出来ます。BUNGY JAPAN・オドリン社長の挨拶や、ご当地ヒーロー「時空戦士イバライガー」のバンジージャンプも見ることが出来ます。

竜神バンジーの参加条件は、15歳以上で、体重は40~105キロの、健康な人です。未成年者は保護者同伴ということです。台風などよほどの荒天以外は、雨・風・雪でも決行されます。

 

料金は初回15000円です。同じ日に2回目を飛ぶ場合や、リピーターの場合は、料金がやや安くなります。


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この記事を書いた人

豊岡

東大クイズ研究会OBのライターです。日本なら福岡ソフトバンクホークス、アメリカならオークランド・アスレティックスのファンです。日常生活では誰にしゃべっていいのか分からずお蔵入りになるタイプの感動を、少しでも記事に落とし込んでいけたらと思います。よろしくお願いします。

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