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クイズの解説
Q.1:【視覚】目から入ってきた光が網膜より手前で像を結んでしまうのは?
私たちが目でものを見るときのしくみは、カメラの構造とよく似ています。レンズにあたる角膜や水晶体を通して入ってきた光が、目の後方にある網膜で焦点を合わせて像を結ぶことで、私たちはものを見ています。
焦点が合う位置が網膜の前にずれてしまった状態が近視、後ろにずれてしまった状態が遠視です。
近視や遠視は通常、眼鏡やコンタクトレンズなどで矯正します。近年では、レーザーで角膜の形状を調整するレーシックや、眼内コンタクトレンズを入れるICLなどの矯正手術も行われています。
Q.2:【聴覚】高周波の音「モスキート音」をより聞き取れるのは?
モスキート音は、17,000Hz前後の高周波の音です。「モスキート」とは蚊のことで、蚊の羽音のようなキーンとした不快な音であることからこのように呼ばれます。
個人差はありますが、高周波の音は若い人には不快な音として聞こえ、歳をとるほど聞き取りづらくなっていきます。
Q.3:【味覚】5つある「味の基本的要素」に含まれるのは?
食べ物の味は、うま味・塩味・苦味・酸味・甘味の5つの基本味に分けられます。これらの基本味は、互いが明確に別の味であると定義されています。
私たちは舌などにある味蕾でこれらの味にかかわる物質を受容し、その情報を神経で脳へと伝達することによって味を認識しています。
辛味や渋味なども日常で出会う味ですが、辛味は痛覚を介することで、渋味は舌などの細胞が物理的に収縮することによって感じるとされます。このように基本味とは味の受容の仕方が違うため、区別されているのです。
Q.4:【触覚】人の皮膚にある感覚を感じる点として、よりたくさんあるのは?
ヒトは、皮膚の表面にある触点(圧点)、温点、冷点、痛点で、それぞれ圧迫や引っ張り、温かさ、冷たさ、痛みを感じています。
これらの点は皮膚にまばらに存在しており、分布の密度は体の部位によって異なります。ほとんどの場所で最も多いのは痛点で、次いで触点(圧点)、冷点、温点の順に多くなっています。
Q.5:【嗅覚】匂いを感じるセンサーである嗅覚受容体遺伝子の数がヒトの約5倍と、嗅覚が哺乳類のなかでもとても優れているのは?
動物は、鼻の中にある嗅覚受容体で空気中の匂い分子を認識することで、さまざまな匂いを感じています。
この嗅覚受容体の遺伝子を、ヒトは396個、嗅覚が良いことで知られているイヌは811個持っています。アフリカゾウはこれを遥かに上回る1,948個と、人間の約5倍、イヌの約2倍以上の数の遺伝子を持っており、哺乳類のなかでも特に嗅覚が優れているのです。
最後まで解説を読んでいただき、ありがとうございます。次回の「二択でGO」もお楽しみに!
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