クイズの解説
Q.1:ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが開園
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が開業したのは2001年3月のことです。開業後も新アトラクションや新エリアが少しずつ追加されており、2021年にスーパー・ニンテンドー・ワールド™というエリアが新設されたのは記憶に新しいですね。2024年にはドンキーコングをテーマとしてさらなる拡張が行われるようです。
ところで、ユニバーサル・スタジオの歴史は長く、1915年に建設された映画撮影所までさかのぼることができます。ここでは、それまで関係者以外は見ることができなかった映画撮影の舞台裏が初めて一般人に公開されました。その後、ハリウッドやフロリダにテーマパークが建設され、初めてアメリカ国外に建てられたユニバーサル・スタジオがUSJなのです。
Q.2:携帯電話の番号の桁数が11桁に
実は、かつて携帯電話の電話番号は10桁でした。現在の11桁になったのは1999年元日の午前2時からで、その理由は携帯電話を使う人が増え、番号が足りなくなってしまうことが判明したためでした。
ちなみにこのとき、同時にPHSの電話番号も10桁から11桁になっています。PHSとはコードレス電話の機能を屋外でも使えるようにした日本発の通信規格で、ピーク時には契約数が約700万件に達するほどの人気を集めたものです。
しかし、PHSは病院の内線などを除き、今年(2023年)3月にサービスを終了しました。これも時代の流れの速さを感じさせますね。
Q.3:日本で個人のインターネット利用率が50%を超えた
総務省が発表している統計によると、日本のインターネット利用率が50%を超えたのは2002年の調査からです。今やインターネットは誰もが使っているようにも感じますが、最新の調査でも約15%の人はインターネットを利用していません。インターネットなどを使いこなしているか否かによる情報格差(デジタル・ディバイド)の問題は、今なお消滅していないようです。
日本のインターネットは2000年前後に急激に普及しましたが、この頃には今では当然のものとなった様々なサービスも生まれました。例えば、Googleの日本語検索、Amazonの日本でのサービス、日本初のネット銀行・ジャパンネット銀行(現在のPayPay銀行)の開業は全て2000年です。
Q.4:世界初の量産型ハイブリッドカー「プリウス」が発売
世界初の量産型ハイブリッドカーは日本企業のトヨタが開発したプリウスですが、これは1997年に発売が開始されました。「21世紀に間に合いました。」というキャッチコピー通り、プリウスは化石燃料から脱却しようとする21世紀のエコカーの先駆けとなりました。
現在、プリウスは4代目が発売されていますが、今ではガソリンを全く使わず、水素を燃料とする燃料電池自動車であるMIRAIもトヨタから販売されています。トヨタはほかにも、電気自動車の性能を高めるべく、全固体電池をはじめとした次世代電池の開発にも取り組んでいます。
Q.5:日本人のノーベル賞受賞者が10人に到達
日本で10人目のノーベル賞受賞者は、2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治さんです。ちなみに、このときともにノーベル化学賞を受賞したアメリカのバリー・シャープレスさんは、昨年(2022年)に2回目のノーベル化学賞を受賞しています。
今年のノーベル賞選考では、筑波大学の柳沢正史さんや、川崎市産業振興財団の片岡一則さんが日本人の有力候補と目されていました。柳沢さんは睡眠の制御や睡眠に関わる病気の治療に関する研究、片岡さんは「ナノマシン」と呼ばれるミクロサイズの物質を病気の治療に用いた研究が評価されている人物です。日本人のノーベル賞受賞者が増えると嬉しいですね。
解説を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。ぜひ、次回の「二択でGO」にも挑戦してみてください!
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