クイズの解説
Q.1:ついたてで仕切られた「味集中カウンター」や、7項目を選べるオーダー用紙でおなじみの、とんこつラーメン専門店は「〇蘭」?
一蘭は、福岡県発祥の「天然とんこつラーメン」をうたうチェーン店です。
一蘭の特徴のひとつである「味集中カウンター」は、代表の吉冨学さんが「作り手の雰囲気を一切排除し、お客様に一杯のラーメンのみと向き合い、周りを一切気にせず召し上がっていただける環境」として考案したものです。
▲ネーミングが独特な「味集中カウンター」 via Wikimedia Commons EverJean CC BY-2.0
また、注文時に記入するオーダー用紙では、「麺・出汁・こってり度・チャーシュー・ねぎ・秘伝のたれ・にんにく」の7項目で自分の好みを選ぶことができます。
Q.2:東京都と広島県にある、同じ名前の地域は「〇丁堀」?
「八丁堀」は東京都中央区や広島県広島市中区にある地名です。
東京都の八丁堀は、この地域で船の通行を便利にするため、江戸時代に京橋川から隅田川まで八丁(約872m)の長さの堀をつくったことに由来します。東京駅にほど近く、現在はオフィス街となっています。
▲東京の八丁堀
広島県の八丁堀は、かつて広島城にあった外堀の長さが南北に八丁あったことに由来します。こちらは「中央通り商店街」の北端に位置し、広島を代表する繁華街となっている地域です。
▲広島城
Q.3:『平家物語』の名場面。源平合戦の「屋島の戦い」で、平家の扇の的を弓で射落とした武将は「那須与〇」?
那須与一は、鎌倉時代初期の武士で、下野国那須荘(現在の栃木県)を所領とした資高の十一男とされています。
那須与一は確実な史料に記述がなく、伝説上の存在ともされる人物です。『平家物語』のほか、幸若舞や浄瑠璃、能など、後世の芸能に取り入れられ広く親しまれました。
Q.4:「占いは当たることもあれば、当たらない場合もある」という意味のことわざ。「当たるも〇卦、当たらぬも〇卦」?
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」とは、「占いの結果は当たることもあれば、外れることもある。必ずしも的中するとはかぎらないのが占いである」という意味のことわざです。
「八卦」は「はっけ」などと読み、易(古代中国から伝わった占い)において、陰と陽を示す三個の算木を組み合わせてできる八種の形をいいます。転じて、易や人相見・手相見などの占いを広く指すようになりました。
Q.5:欧米では「スターアニス」と呼ばれる、中国料理で用いられるスパイスは「〇角」?
八角は、インドシナ周辺に自生するダイウイキョウの実をさやごと乾燥させて作る香辛料です。豚の角煮をはじめ、煮物や蒸物といった中国料理に広く使われます。
▲八角
▲台湾料理の定番「魯肉飯」も八角がポイント
また、漢方では、疝痛(内臓由来の腹痛)やリウマチなどの薬の原料としても用いられています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。ぜひ来週の「二択でGO」にも挑戦してください!
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