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ランドマーク税理士法人

2024年8月、QuizKnockが主催する高校生以下向けクイズ大会「ハイスクールクイズバトル WHAT 2024 presented by ランドマーク税理士法人」が開催されました。

全国から2007名の精鋭が集ったこの大会で見事優勝を果たしたのは、長野県立松本深志高等学校3年の西村結人ゆうとさんです。

▲優勝した西村結人さん

この記事では、WHAT 2024の大会長 伊沢拓司による、激戦を勝ち抜いた西村さんへのインタビューをお届けします。「WHAT」にどのように取り組んだか、また大会中最も印象に残っていることや、クイズの魅力について教えていただきました。

ラストチャンスでつかんだ「優勝」

WHAT 2024優勝おめでとうございます! まずは、優勝した感想を教えてください。
ありがとうございます。素直に嬉しいですし、一方で「まさか自分が優勝できるとは」という驚きも感じています。
▲表彰式の様子
WHATは今年で3回目ですが、西村さんは去年や一昨年の「WHAT」にも参加してくれていますか? もしも過去の大会動画を見てくれていたら、どんなことを感じたか教えてください。
第1回大会のときはクイズを始めたてだったので大会の存在すら知らず、数カ月後にYouTubeで動画を見つけて面白そうだな〜と思い、「来年は是非参加しよう」と思いました。
ところが迎えた第2回大会では、問題の波長が全く合わず四択落ちしてしまい、自分はこの大会に向いていないのかもしれないとも思いました。
そうだったんだ! まさにジャンプアップだね。
▲2nd day 1st Stage の様子
クイズについて普段行っているトレーニングなどはありますか? そのなかで、「今回の優勝につながった!」と思うことがあったら教えてください!
クイズの問題集を読んだり早押しをたくさんやることに加えて、昨年あたりから作問を始めました。

事あるごとに、ある事柄を自分ならどうクイズに出すかを考えるようになり、結果的により多面的な知識を身につけることができたと思います。
例えば、 Final Roundの「静電気」の問題を正解できたのは、高校のクイズ研究会で主催したクイズ大会で同じような問題を出題した経験があるからです。
あれは鋭い押しでしたね! 日頃からクイズに答えるだけでなく、作る習慣を通して知識に触れていた成果ですね。

富士パックスが販売するシートタイプの「パチカット」や、/ライオンが販売するスプレータイプの「エレガード」といえば、何の対策のためのグッズ?

答え:静電気

そのほかに、今回の大会に向けて、準備したことはありますか? 
受験勉強に時間を割かなければならない中ではありましたが、早押しの勘を忘れないようにするために、夏休み中からほぼ毎晩オンラインのクイズサークルでクイズをしていました。

大学生の方も多く参加されていたので、かなり良いトレーニングになりました。

当日はどう過ごしていた?

西村さんは今回、 1st dayはオンライン、2nd dayはオフラインで参加してくれたけれど、当日はそれぞれどのように過ごしましたか?
1st dayでは自分の部屋に1人で閉じこもってクイズをしていました。

2nd dayでは両脇にも前にも人がいたので集中できるか不安でしたが、始まってみれば全然問題なく集中できました。
また、僕は問読みの方を凝視する癖があるので、会場の客席側が暗くなっていたのがありがたかったです(観客の方と視線が合うと気まずいので)。
▲2nd dayの様子
オンラインで参加した1st dayからFinal Roundまで、印象に残っているシーンや出来事があったら教えてください。
西大和の村蒔さんが、学校の購買で売っているという西大和学園ノートをみんなに配ってくれたことが印象的でした。ありがたく使わせていただきます。
2nd day Semifinal Stageの「50問早押しボード」は、初めて挑戦するルールだったと思いますが、どのようなことを考えながらプレイしましたか?
僕は普段はガンガン攻める代わりに誤答が多いプレイスタイルなので、とにかく誤答しないことを最優先に考えていました。早い段階で「高山みなみと山口勝平」の問題で誤答してからは、わかりそうな問題でも100%の確信がない限り押さないことを強く意識していました。

前半の25問がなかなか終わらず、50問ってもしかして相当長いな!?と思ったのを覚えています。

ジブリ映画『魔女の宅急便』ではキキとトンボを、アニメ『名探偵コナン』では江戸川コナンと/工藤新一をそれぞれ演じている2人の声優は誰と誰?

答え:高山みなみと山口勝平

▲2nd day Semifinal Stage 「50問早押しボード」の様子

ライバルの印象的な押しは?

大会中、特に印象深かった他のプレイヤーの押しや場面はありましたか?
やはり一番最初に思い出されるのは、宮﨑さんの「サントメ・プリンシペ/」の押しです。横であんな押しをされたら、すごすぎて笑う他ありません(今考えても意味がわからなすぎる……)。

サントメ・プリンシペ、/セントクリストファー・ネービス、シリア、パナマに共通する、国旗に描かれた星の数はいくつ?

答え:2つ

また、熊倉さんの「爪切り」の問題もさすがだと思いました。あそこで押されたのも大概訳がわかりませんが、本人が猫を飼っているわけではないらしいのも本当に訳がわからなくて面白いですね。他にも生物関連の問題をほとんど取っていて、改めて彼の知識の深さに驚かされました。

子猫のときは1〜2週間にいちど、成長してからもひと/月にいちどは行うべきとされる、室内飼いの猫に欠かせないケアといえば何?

答え:爪切り

▲2nd day Final Stage 「20ポイント サバイバルクイズ」の様子

優勝トロフィーに刻んだ「思い出の一問」

WHATの優勝トロフィーには、お好きな一問を刻印してお渡ししています。西村さんが選んだのはこの問題でしたね。

壁と床の境目を狙う「ニックショ/ット」や、横や後ろの壁に当ててから正面の壁に当てる「ボースト」といった技がある球技は何?

答え:スカッシュ

これは「優勝を決めた問題」というわけではありませんが……この問題を選んだのはどうしてですか?
スカッシュ」の問題を正解したのは、 Final Roundの鷹野さんとのタイマンで、鷹野さんにリーチをかけられた直後です。

次の問題を正解されれば敗退が決まってしまうという絶体絶命の場面でしたが、落ち着いて問題を聞き、良いタイミングで押して正解することができました。
▲2nd day Final Stage 「1on1」の様子
この問題を選んだのは、一番緊張して臨んだ問題であり、一番勝負を分けた問題だと思ったからです。「ニックショット」はクイズの問題集で一問見ただけでしたが、スカッシュ独特の技で面白いな〜と思って自然と記憶に残っていたので、即座に反応することができました。
▲鷹野さんとの1on1はデュースにもつれこむ大接戦だった

様々なクイズに触れることを大切に

そもそも、西村さんがクイズを始めたきっかけはなんだったんでしょうか?
一番最初のきっかけは、中学生の頃に『東大王』を観たことです。程なくしてQuizKnockの動画も観るようになり、どんどん「自分もクイズをやってみたい!」という気持ちが強まっていきました。

松本深志高校に入ったのも、クイズをしたかったからというのが大きいです。
それはそれは……。改めて、この仕事をしていて良かったなと思います。
クイズをするうえで大切にしていることや意識していることはなんですか?
様々な種類のクイズに触れることです。
食わず嫌いすることなく色々な作問者・ジャンル・問題傾向のクイズを楽しんでみることが、多角的な知識を身につけることにも繋がると思います。
なるほど。とにかくいろいろな角度からたくさんのものごとに親しむのが、西村さんの強さの秘訣かもしれないですね。
最後に、これからの目標を教えてください。
まずは何といっても、大学生までが出られる「abc」というクイズ大会で活躍することです。昨年度初めて参加した際には1R通過も叶わなかったので、まずはペーパークイズで点数を取れるように知識を増やしたいと思っています。

また、大学生になったら長文難問など他の傾向のクイズにもチャレンジしてみたいです。
ありがとうございました!
▲大会終了後の集合写真

白熱した大会を動画でもどうぞ!

大会の模様については、QuizKnockのYouTubeチャンネルでライブ配信のアーカイブを公開しています。ぜひ、驚異の知識量と判断力がぶつかり合う、白熱の戦いをご覧ください。

▼「WHAT 2024」で実際に出題されたクイズに挑戦してみよう!

▼「WHAT 2024」現地レポートはこちら

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QuizKnock編集部

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