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イデです。

今年(2019年)の冬至は12月22日。冬至というのは北半球で昼(日の出から日の入りまで)が一番短い日です。私が小学生だった頃、冬至が近くなると17時には暗くなってしまうので友達と遊べる時間が短く、この時期はあまり好きでなかった記憶があります。

しかし、そんな冬至の記憶にも良い印象のものもあります。その1つが「ゆず湯」です。寒さに震えながら家に帰ると、温かいお風呂が用意されていて、そこにゆずがいくつか浮いていました。ゆずの香りを感じながら、冷えきった体を温める時間は幸せでした。

ところで、なぜ冬至のお風呂には「ゆず」を浮かべるのでしょうか?

ゆずは語呂合わせが良い

古くからの言い伝えでは、「冬至の日にゆず湯に入ると風邪をひかない」とされています。

これは「冬至」を「湯治(とうじ・温泉地に滞在して温泉に入り病気を治すこと)」、「ゆず」を「融通」とそれぞれかけて、「湯治で融通を良く」という意味を込めてゆず風呂が定着したと言われています。

科学的にもゆず風呂は体に良い

しかし、冬至にゆず風呂に入ることが体に良い、というのはまやかしではなく、科学的根拠があることが近年の研究でわかってきました。

ゆずには血流改善を促すヘスペリジンや、風邪予防に効果があるビタミンCなどが含まれています。特にゆずのビタミンCの含有量は柑橘類のなかでもトップクラスです。

さらに、ビタミンCは抗酸化作用を有することから乾燥肌や老化の予防が期待できます。

おわりに

ゆず湯が体に良いということがわかりましたが、それなら毎日ゆず湯でも良いのではないかと個人的には思います。

ともあれ、今年の冬至の日、皆さんゆず湯に入ってみてはいかがでしょうか?

参考文献

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この記事を書いた人

イデマサト

東京大学法学部OBのイデマサトです。日常でふと感じた疑問を記事にしています。

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