解説
それでは解説です。さまざまな解き方がありますが、ここではそのひとつを紹介します。
前ページ:自力で解きたい方はこちらへ! 以下は問題の解説です
今回の問題を解くうえで重要なポイントを以下にまとめました。
整理すると、
- 問題の図形の一部に注目し、その図形を「半円」と「それ以外の部分」に分割する
- 分割した図形をうまく移動させて、面積を求めやすい図形にする
の2点です。これらのポイントを踏まえながら、問題を解いていきましょう。
図形を「半円」と「それ以外の部分」に分割する
下の図ように、4つの円のうちの1つに注目してみます。
このとき、下の図のように、注目した円と他の円との交点をつなぐ補助線ADを引きます。補助線ADは注目した円の中心を通るため、図形を「円の半分(緑の部分)」と「それ以外の部分(青い部分)」に分割することができます。さらに、下の図のように長方形ABCDを書き加えます。
分割した図形を移動させる
ここで、青く色づけした部分に注目します。この部分を下の図のように移動させます。
さらに、図形を分割してできた「半円」の部分を移動させます。
そうすると、注目した図形の面積は、下のような長方形の面積と等しくなります。
この長方形は、縦の長さが1cm(円の半径)、横の長さが2cm(円の直径)なので、その面積は1×2=2cm2となります。
問題の図形の面積は、長方形ABCDの面積の4つ分なので、その面積は2×4=8cm2となります。
答え:8cm2
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