こんにちは。QuizKnock編集部です。
菅官房長官は午前の記者会見で、台風の被災地で去年、政府職員に背負われて水たまりを渡るなどした内閣府の務台政務官が8日、「長靴業界はもうかったのではないか」などと発言したことについて、極めて不適切だとして厳重注意したことを明らかにしました。
このニュースで注目された務台(むたい)氏の「政務官」という役職について、簡単にまとめます。
まずは、「政務官」という役職がどれだけ重要な役職であるかを給与面から考えてみましょう。
各省は上図の通り、大臣をトップとして順に「副大臣」、「政務官」、「事務次官」の序列が存在します。
年間給与額は大臣が約2,900万円、副大臣は約2,800万円となります。
政務官の職務は、「国会等との連絡調整を行うとともに、必要に応じ国会において答弁を行うものとする※1」とあり大臣の支援を行うことが職務です。
副大臣と政務官の職務は大臣を助ける点で共通しています。簡単に違いをまとめます。
副大臣:
・大臣から、大枠、もしくは具体的案件について指示を受ける
・国会では答弁を行うことが多く、時に国会への連絡調整をする
・大臣不在時に各省大臣の職務を代行できる
政務官:
・大臣から、具体的な案件についてのみ指示を受ける
・国会への連絡調整を主に行い、時に国会で答弁する
政務官には過去、小泉進次郎議員が「内閣府大臣政務官」や「復興大臣政務官」を務めたことが話題になりました。