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みなさんこんにちは。クイズが大好きな人で通っている伊沢です。

さて、立ち上げから7年目を迎えるQuizKnockですが、人気の連載シリーズが続々リニューアルされています。

そのひとつとして、新たに連載「なんかクイズ出してよ」がスタートしました。

クイズ愛好家は、よく友人に「なんかクイズ出してよ」という問いかけ(ムチャブリ)をされます。この連載では、そうした場面で出題したい「とっておきの一問」を、プレーヤーの目線から語っていく連載です。

初回はわたくし、伊沢が担当いたします。今回は、ちょっと昔、僕がまだ駆け出しだった頃のお話……。

「職業:クイズプレーヤー」

この肩書きを名乗り始めた頃、僕にとっての「なんかクイズ出して」は、就活だった。

メディア出演は、たいてい「打ち合わせ」から始まる。打ち合わせでの印象で出演が決まったり、やりたい企画をやらせてもらえたり、次につながったり。ここで仕事を取っていくのだ。

▲一瞬たりとも気が抜けない打ち合わせ

番組概要の説明やこちらへの質問が繰り返される中、実技試験は突如として始まる

あ、じゃあ例えばここにあるものからクイズ出したりとかってできるんですか?

一時期、毎回のようにこう問われた。当然、頭の回らない日もある。でも仕事は欲しい。そんなときのために、僕はひとつふたつ、どこでも使える持ちネタを用意していた。

視線を走らせる。さも、何かをあてどなく探すかのように。焦ってはいけないが、「早いな!」と思わせる必要もある。店のメニューなんかを軽く眺めるふりをしつつ、絶妙な間で

じゃあ、

と切り出し、メリハリのある仕草と声で、

問題!

ここにある紙ナプキン。

このように、紙ナプキンは手前と奥の高さが違いますよね。

これは、ある理由からこのように作られているのですが、さてそれはなぜでしょう?

力作を披露したはいいものの……

どんなお店にもある紙ナプキンなら、さも即興のように持ちネタを披露できる。ナプキンがない会議室で、エアーで演技をしたこともあった。難易度的にも良問。いくつもの合格を勝ち得てきた、演技まで含めての自信作だ。

しかし、困ったことが1つある。この記事の公開をもって、僕は1つの大切な武器を手放したことになった。記事執筆にカタがついたら、取り急ぎ新たな演技の練習をはじめることとしよう。

▲さて、次はどんな演技をしようか

【クイズに挑戦!】

今後もいろんなクイズ愛好家たちの「一問」を取り上げていきます。ぜひぜひ、お楽しみに。

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この記事を書いた人

伊沢拓司

QuizKnockCEO、発起人/東大経済学部卒、大学院中退。「クイズで知った面白い事」「クイズで出会った面白い人」をもっと広げたい! と思いスタートしました。高校生クイズ2連覇という肩書で、有難いことにテレビ等への出演機会を頂いてます。記事は「丁寧でカルトだが親しめる」が目標です。

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