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\ 連載「クイズを味わう」 /

「クイズ」は、物知りな人が解いて答えるだけのもの? いやいや、問題に込められたメッセージや「たくらみ」を見つけるのも、クイズの楽しみ方のひとつ。

毎回1問のクイズを取り上げ、「いいクイズ」「面白いクイズ」の秘密をひもときます。毎週金曜日のお昼に更新予定です!

今回のクイズはこちら。


2025年12月7日に開催された「500問耐久クイズ2025」の第8セットで出題された、早押しクイズの問題です。

二分探索法」とは、簡単に言えば、順番に並んだデータの中からお目当てのデータ(今回は特定の誕生日)を探し出すとき、全体を真ん中で分けて、候補を半分ずつに絞っていくやり方です。1回の質問ごとに候補が2分の1になる(難しくいえばn回の作業で「2のn乗分(2^n)の1」にする)作業を、候補が全部で366個あるデータの中から探す場合、「2のn乗が366以上」となる最も小さいnがいくつかを求めればよいので、問題の答えは「9回」です。

▲難しく感じる方はこちらの動画もどうぞ

クイズは、単に「ある物事を知っているかどうか」を問うものが多くあります。しかし、この問題はそうではありません。

このクイズを解くには、「二分探索法」がどのようなものかに加え、制限時間内に「2の8乗」と「2の9乗」の値を把握していないと正解にたどり着くことはできません。「2のn乗」の値を9乗まで覚えていなかった場合は、その場での計算が必要です。

▲もちろん、誕生日が366通りあることも知っている必要があります

クイズは非常にシンプルな営みながら、工夫しだいではさまざまな能力を問うことができるものです。

早押しクイズで求められる能力としてわかりやすいのは「知識量」や「反応速度」といったものでしょう。一方で、「論理的な思考」や「数理的な処理能力」といった力も測ることができる今回のような問題は、クイズという競技の奥行きを広げ得るという点で良い問題であると考えています。

みなさんも、他の問題を見る際に「この問題ではどんな力が問われているのだろう?」という視点を持ってみると、新たな発見があるかもしれません。

(文・大塚澄佳)


「クイズを味わう」は毎週金曜日のお昼に更新予定です。Xのハッシュタグ「#クイズを味わう」で感想をお寄せください。次回もお楽しみに!

【前回の記事はこちら】

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QuizKnock編集部

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