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寒い日が増えてきて、何を着るか迷っちゃいますね。

QuizKnock編集部です。

さて、フォームにお寄せいただいた、読者の皆様からの質問にお答えする「QuizKnock相談所」。今回は第11回です。

さまざまなライターが、あらゆる視点でお答えしていきます!

※記事化に伴って、投稿時の文章を一部改変している場合があります。また、質問者の学年等は投稿時のままのため、現在とは異なる場合があります。ご了承ください。

質問「大学院進学を決断したのは?」


講義を通して新たなおもしろさを知り、3年生で憧れが進路に

僕も学部1年の頃から、もっといえば大学受験の頃から、大学院への進学を考えていました。とくに決め手となる何かがあったわけではないですが、研究者になるということに対してのあこがれはあったと思います。

大学受験の頃は化学の分野に進学するんだろうと考えていたのですが、学部1年の後期あたりで物理のおもしろさ(というよりはわからなさ)に目覚めて物理の道を志しました。物理分野といっても多様な中、学部2年の頃は宇宙や素粒子に興味を持っていましたが、学部3年の統計力学や量子力学、物質科学の講義を通して相転移現象に興味をもち、物性物理に進むことに決めました。

そういう意味では、真に進路が決まったのは学部3年の頃だと思います。


学問の懐の深さに気づいて「大好き」を研究対象に

私が修士課程への進学を決めたのは学部4年生の頃です。交換留学や卒業研究を通して多くの文献に触れたことで、様々な人が多様なテーマに対して独自の視点でアプローチする研究の奥深さとおもしろさに気づき、学問を続けたいと思ったことがきっかけです。

学部時代は語学をはじめ社会問題、芸術文化などを幅広く学ぶ国際系の学部に所属していたので、より専門性の高い学びとなる大学院では、大好きなファッションについて研究したいと思い、ロンドンの芸術系大学へ進学しました。

卒業まで1年を切っての進学決定、学部とは異なる専攻の選択、海外への進学とハードルは高かったですが、後悔のない選択ができたと思っています。


自分の気持ちと向き合い続けた結果の大学院進学

私が大学院の受験を決めたのは、就職活動を終えた後の学部4年生の7月でした。

あとは卒業して就職するだけという状況になったころ、世界遺産の保護の分野で活躍されてきた先生のお話を聞く機会があり、もう一度自分の気持ちと向き合ってみたのがきっかけです。

就職ではなく進学することに決めたのは、国際教養学部で幅広く学んだことで視野が広がったと感じている一方、何かを究めたとは言い難いと感じていたことと、卒論のテーマでもあった世界遺産の保護についてもっと深く学びたいと思ったことが理由です。

学部時代を過ごした早稲田大学への進学も考えましたが、自分の関心に最も近い専攻が筑波大学の大学院にあったため、そこに進学しました。


「楽しい」が一番のモチベーション

私は学部から博士課程までずっと同じ研究室に在籍していました。

修士への進学の決め手は、卒業研究が楽しかったから。こんな理由なので、院試の直前になって進学の意思を固めました。博士進学も修士2年の10月ごろまで迷いましたが、興味のあることを突き詰められる研究の道の魅力に惹かれて進学。その時々でおもしろいことができそうな進路を選んできました。

研究を楽しいと思えるかは、テーマはもちろんのこと、先生との相性にもかかっていると感じます。今のうちから色々な先生とコンタクトを取り、ご自身がどんなことに興味があるのかをはっきりさせておくと、数年後に始まるであろう研究室(ゼミかな?)生活がきっと充実するはずです。


質問「参考書につける付箋って……」


復習ツールとして活用

私もよく英単語帳に百均で売っているようなプラスチック製の付箋を貼っていました。これは「まだ覚えていない単語」を明確化させたかったからです。

私の場合、元々英語が苦手で、何度も復習しないと単語を覚えられませんでした。そこで、復習する際の時間の効率化のため、「覚えていない状態」で色分けしていました。

具体的には、「何度見ても間違えてしまう単語=赤」「覚えたり忘れたりを繰り返す単語=黄色」のような感じです。私はこのような色分けを頼りに、自分で定着度の確認テストをしたり、定期テストや入試前に自分の苦手なところを一気に確認したりしていました。

そして、これらの単語が「もう二度と間違えることはない状態」になったと思ったとき、付箋を外していました。もっとも、心配性だったので、なかなか外れませんでしたが……。


定着させては貼り替える、復習用のインデックス

私の場合、1.「数学などの参考書、模試の解説書」、2.「英語の単語帳や文法書」で使い分けていました。

1. 試験後の復習や試験対策などで「間違えたところ」「よくわからないところ」を付箋で記録します。私は書物にペンで書き込むことに抵抗があったため、後で復習用のノートをまとめる際のメモとして使っていました。付箋に「解く上でのポイント」「いつの試験で間違えたか」などを書くとより良い復習が期待できます。

2. 単語帳であれば知らなかった語彙、単語の意味、語法などに目印をつけ、未定着の知識を重点的に復習していました。繰り返すと習熟度は更新されるため、その都度付箋を貼り替えることもできます。これも書き込みにはない良さですね。


正解を落とさないように、何度も確認

付箋には何も書いていません。実のところ、私がああいう付箋の使い方をしていたのも、英単語帳『鉄壁』だけなんです。

ではなぜ『鉄壁』に付箋を貼りまくっていたかというと、「一度でも間違えた問題を忘れず記録しておくため」です。高3になってから始めた単語帳だったので「今の段階で間違う単語は、本番までに定着しない可能性が高い」と思い、何度正解しても逃さず確認しよう! と考えていました。

別に単語の前に赤丸をつけるでもよかったんですが、付箋だとページをめくる前からどこにあるかがわかるので……ということで付箋を使っていました。詳しくはぜひ、下記の記事を。


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