第1問 「みずから」と「おのずと」の漢字の組み合わせは?
「自ら(みずから)」と「自ずと(おのずと)」が正解でした。
「自ら」は「誰かが、人に言われるのではなく自分から行動する」ことを、「自ずと」や「自ずから」は「外から働きかけなくても物事が自然と進む」ことを表します。
「自ずと」が使われているのは、Suzukiの「理学部 vs 工学部」の記事。
第2問 「造作もない」の意味は?
「とても簡単である」が正解でした。「造作(ぞうさ)もない」とは、物事がとても簡単でたやすいことを意味します。
コジマの「5000兆円をどう使うか?」の記事に使われています。
リリース当時は僕もかなり笑った記事。「5000兆円の前には造作も無いのだ」という漫画みたいなセリフ、言ってみたいですね……。
ちなみに、「無造作」と熟語にすると、簡単だという意味のほかに「丁寧でない、粗雑な」といった様子を表すこともあります。「物事を丁寧に扱うための一手間が無い」ということですね。
第3問 固有名詞でないのは?
「ニュース」が正解でした。
固有名詞とは、簡単に言えば「それ1つを表すためだけに与えられた名前」です。人名、国名、企業名や商品名などが当てはまります。
たとえば「YouTube」という固有名詞はYouTubeのみを指しますが、「動画サイト」は「YouTube」や「ニコニコ動画」をも含む「普通名詞」です。「QuizKnock」も我々のサイトそのものだけをズバリと指しているので固有名詞です。
固有名詞を扱う記事はたくさんありますが、小林の「正式表記クイズ」は特に固有名詞をたくさん扱っていますね。
ちなみに、同じ「ニュース」でも、アイドルグループの「NEWS」であればこれは固有名詞になります。
第4問 「廃れる」は何と読む?
「すたれる」が正解でした。「廃墟」の廃ですね。「ハイ」なのはわかっても、「すたれる」と読むのに意外と慣れなかったりするものです。
伊沢の「演歌に出てくる地名」の記事に使われています。
氷川きよしや山内惠介など、演歌界でも優れた若手が活躍していて、廃れてほしくないものです。
第5問 「治外法権」的なのは?
「外国人が日本で犯罪を犯しても、日本の法律では裁かれない」という外国人の権利が治外法権です。
幕末にペリーが来た後、アメリカと条約を結んだ日本が治外法権を認めさせられた、ということは中学校の歴史でも習うと思います。
これだと「日本にいるアメリカ人はやりたい放題になってしまう」と問題になり、後に陸奥宗光(むつ・むねみつ)の活躍で条約が改正されるわけですね。
今の日本では治外法権はほぼ認めていませんが、一部の外交上の要人や、アメリカ軍の兵士などに認めている例があります。
「治外法権的」が出てきたのは、河村の連載「あしたは月曜日」の「恐竜の化石はなぜこんななのか?」の記事。
QuizKnockでは記事を厳しい基準で管理していますが、河村の連載ではその厳しい基準が適用されない、というところを治外法権にたとえているんですね。
流し読みするだけなら細かい言葉遣いを気にする必要はないかもしれませんが、何か文章を書くときには、多くの言葉を正しく知っていることが武器になります。
QuizKnockには「コトバ」を扱う記事がたくさんありますので、ぜひ今後ともご活用ください。