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リードする小泉氏・高市氏

今回の総裁選では5候補が出馬を表明し、既に20人の推薦人確保も終えている。そのうち、

抜群の知名度を誇る小泉進次郎氏

初の女性首相を目指す高市早苗氏

この2人は昨年の総裁選でも上位につけた実績を持ち、選挙戦を優位に進めているようだ。特に小泉氏は、小泉陣営のスタッフによる“称賛やらせ投稿”問題などの報道で打撃を受けつつも、議員票の3割を固めて暫定トップに立っているとの見方が強い。

▲小泉氏のYouTubeチャンネル。現代の政治家はSNSも使いこなして当然になりつつある

▲高市氏のチャンネルは登録者数50万人超え

両者の決選投票となった場合の展開は予測が難しい。党内に大きな影響力をもつ最高顧問・麻生太郎氏がどちらに乗るかが、勝敗の鍵を握るともいわれている。

「政界119番」が追いすがる

そして小泉氏・高市氏の対抗馬になりそうなのが、

経験豊富な芳正よしまさ

である。現政権の「ナンバー2」ともいえる官房長官を務め、過去には外務大臣・農林水産大臣など閣僚を歴任。緊急時にピンチヒッター的に起用されることが多く、「政界119番」とも呼ばれてきた重鎮だ(ちなみに誕生日も1月19日である)。

▲音楽通で、ピアノやギターを弾きこなす一面も

加えて林氏はハーバード大学への留学経験を持ち、流暢な英語を話すエリート。ここまでの選挙戦では小泉氏・高市氏にやや遅れをとっているが、10月下旬(予定)にトランプ米大統領の来日という一大事を控えるいま、「(実務面に不安のある小泉氏らよりも)林さんを頼ろう」という動きが自民党内で広がるかもしれない、と筆者はみている。

下馬評通り、小泉氏・高市氏による決選投票となるのか。あるいは林氏が1回目の投票で2位以内に食い込み、昨年の石破氏のように「決選投票で逆転」というシナリオを描けるか。他の2候補(茂木敏充もてぎとしみつ氏、小林鷹之たかゆき氏)を含め、大注目の選挙戦である。

最後に勝つのは誰だ

勝者がすなわち次の首相となる総裁選。

投開票までの数日間は、どの候補者がいつ・どこで・誰と会ったか、というニュースが飛び交い続けることだろう。すべて「決選投票で最終的に勝つ」ゴールから、逆算で行われる作戦だ。ぜひ各候補の思惑を想像しながら、ニュースをちょっと前のめりに見てみてほしい。

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この記事を書いた人

Alex

シンガポール在住。現在はシンガポール国立大学・リークアンユー公共政策大学院で公共政策を研究しつつ、(株)batonの海外業務も担当しています。 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)出身。世界情勢・国際関係の面白さを伝えていきたいです。

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