解説
正解は山口県でした。
ヒント1:黄色いガードレール
山口県内では、道路のガードレールの色に黄色が採用されています。これは他の都道府県ではほとんど見られない光景です。
1963年に山口国体が開催されるにあたり、当時の山口県知事・橋本正之が「県外から来る人の印象に残る風景を作ろう」と提案。そこでガードレールの塗り替えが決まり、山の緑に映えて視認性が良いこと、県の花にもなっている特産品「夏みかん」の色であることから、黄色が採用されました。
県が管理する国道13号線や県道はほとんどのガードレールが黄色となっていますが、萩市では城下町の歴史的景観に配慮した茶色のガードレールが増えており、逆に黄色いものの方が珍しくなっています。
ヒント2:絶景スポット「角島大橋」
下関市にある角島大橋は、日本海に浮かぶ角島と本州を結ぶ全長1780mの橋で、無料で渡れる一般道の橋としては日本屈指の長さです。景観を重視するために高さを抑えて築かれており、「土木学会デザイン賞2003」も受賞しています。
白い砂浜とコバルトブルーの海が広がる絶景がSNSでもたびたび話題になっており、特に夏場は青い海、白い道路、緑の島の美しいコントラストが魅力です。近年ではトヨタの「カローラツーリング」や日産の「ノート」など、車のCMのロケ地としても使われています。
8月7日(金)に配信リリースの菅田将暉×OKAMOTO'Sコラボレーション楽曲「Keep On Running」がCMソングに起用されている、トヨタ自動車カローラツーリングのCMがオンエアされています!是非チェックしてみてください。#きぽらに #KeepOnRunning #菅田将暉 #OKAMOTOS #トヨタ自動車 #カローラ pic.twitter.com/0HunvylYGT
— OKAMOTO'S (@OKAMOTOS_INFO) August 6, 2020
橋を渡った先にある角島も、海水浴やキャンプが楽しめる観光地として知られています。サイクリングや徒歩での散策はもちろん、三輪自動車のトゥクトゥクをレンタルしてドライブという、少し変わった体験もできますよ!
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ヒント3:日本最大のカルスト台地「秋吉台」
カルスト地形とは、地表に露出した石灰岩が、雨水や地下水による溶食を受けてできる独特の地形のこと。これが日本で最も大規模に広がっているのが、山口県美祢市にある秋吉台です。
秋吉台の地下100mには秋芳洞という鍾乳洞が通っています。秋芳洞を作り出した「秋吉台地下水系」は、2005年にラムサール条約(湿地の保全などを定めた条約)に登録されました。階段状の「百枚皿」やレースカーテンのような「黄金柱」など、洞窟内の地形もバラエティに富んでいます。
▲秋芳洞にある「百枚皿」
ちなみにこの秋芳洞、古くは「瀧穴」と呼ばれていたのですが、1926年に皇太子(のちの昭和天皇)が訪れた際に命名されました。この地の住所が「美祢市秋芳町秋吉」であったことから、漢字表記と読みを混同したものと言われています。
解説を最後まで読んでくださりありがとうございました。ぜひ次回の「今日の一問・社会編」にも挑戦してください!
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