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解説

正解は山口県でした。

ヒント1:黄色いガードレール

山口県内では、道路のガードレールの色に黄色が採用されています。これは他の都道府県ではほとんど見られない光景です。

1963年に山口国体が開催されるにあたり、当時の山口県知事・橋本正之が「県外から来る人の印象に残る風景を作ろう」と提案。そこでガードレールの塗り替えが決まり、山の緑に映えて視認性が良いこと、県の花にもなっている特産品「夏みかん」の色であることから、黄色が採用されました。

県が管理する国道13号線や県道はほとんどのガードレールが黄色となっていますが、はぎでは城下町の歴史的景観に配慮した茶色のガードレールが増えており、逆に黄色いものの方が珍しくなっています。

ヒント2:絶景スポット「角島大橋」

下関市にある角島つのしま大橋おおはしは、日本海に浮かぶ角島と本州を結ぶ全長1780mの橋で、無料で渡れる一般道の橋としては日本屈指の長さです。景観を重視するために高さを抑えて築かれており、「土木学会デザイン賞2003」も受賞しています。

白い砂浜とコバルトブルーの海が広がる絶景がSNSでもたびたび話題になっており、特に夏場は青い海、白い道路、緑の島の美しいコントラストが魅力です。近年ではトヨタの「カローラツーリング」や日産の「ノート」など、車のCMのロケ地としても使われています。

橋を渡った先にある角島も、海水浴やキャンプが楽しめる観光地として知られています。サイクリングや徒歩での散策はもちろん、三輪自動車のトゥクトゥクをレンタルしてドライブという、少し変わった体験もできますよ!

ヒント3:日本最大のカルスト台地「秋吉台」

カルスト地形とは、地表に露出した石灰岩が、雨水や地下水による溶食を受けてできる独特の地形のこと。これが日本で最も大規模に広がっているのが、山口県美祢みね市にある秋吉台あきよしだいです。

秋吉台の地下100mには秋芳洞あきよしどうという鍾乳洞が通っています。秋芳洞を作り出した「秋吉台地下水系」は、2005年にラムサール条約(湿地の保全などを定めた条約)に登録されました。階段状の「百枚皿」やレースカーテンのような「黄金柱」など、洞窟内の地形もバラエティに富んでいます。

▲秋芳洞にある「百枚皿」

ちなみにこの秋芳洞、古くは「瀧穴たきあな」と呼ばれていたのですが、1926年に皇太子(のちの昭和天皇)が訪れた際に命名されました。この地の住所が「美祢市秋芳しゅうほう秋吉あきよし」であったことから、漢字表記と読みを混同したものと言われています。


解説を最後まで読んでくださりありがとうございました。ぜひ次回の「今日の一問・社会編」にも挑戦してください!

【前回の「社会編」はこちら】

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この記事を書いた人

Raven

京都大学法学部卒。「ONE WORD, NEW DOOR」を座右の銘に、皆様が新たな世界への扉を開けるような記事を書くべく努力してきました。よければ覗いてみてください。

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