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前ページ:はじめから挑戦したい方はこちらへ! 以下は問題の答えと解説です

【答え&解説】

正解は、熊本県でした。

ヒント1:長部田海床路

熊本県宇土うと市にある長部田海床路ながべたかいしょうろは、干潮時のみ出現し、満潮時には海に沈む道です。ノリの養殖などを営む漁師が漁船の出入りをスムーズにできるよう、1979年に建設されました。

約1kmの道沿いには24本の電柱が連なっており、満潮時には海の上に電柱が並ぶ不思議な光景が広がります。その様子はジブリ映画『千と千尋の神隠し』のワンシーンに似ているといわれ、絶景スポットとして観光客を集めています。

訪れる時間帯によって、道が海の中へじわじわと沈んでいったり、逆にゆっくり現れたりと、さまざまな景色の変化を楽しむことができます。移りゆく景色を眺めながらのんびり過ごすのにぴったりのスポットですね。

▲干潮時はこんな感じの景色に

ヒント2:通潤橋

熊本県の山都やまと町にある通潤橋つうじゅんきょうは、近世に作られたものとしては最大級の大きさを誇る石造りのアーチ橋です。橋の南側に広がる台地に農業用水を送るため、江戸時代末期の1854年に作られました。

通潤橋では、例年春から秋にかけて、橋の中央上部から豪快な放水が行われます。全国的にも珍しいこの放水の目的は、水が通る管の内側にたまった土砂やゴミを取り除くことです。

そんな通潤橋は、昨年(2023年)9月、橋としては日本で初めて国宝に指定されました。近世最大級の石造りアーチ橋であることや、当時の技術を駆使して作られた傑作であることなどが評価されたそうです。

ヒント3:加藤清正が築いた城

「武将・加藤清正が築いた城」とは、熊本城のことです。熊本城は、江戸時代の初めに、加藤清正によって約7年の歳月をかけて作られました。1877年の西南戦争では50日以上にわたる籠城戦の舞台となり、難攻不落の城としての真価が発揮されました。

そんな熊本城は、2016年に発生した熊本地震で大きな被害を受けました。天守閣の復旧工事は2021年に終わりましたが、全体の復旧は道半ばで、完了まで30年近くかかる見込みです。

熊本城復旧にあたっては、1万円以上寄付すると「城主証」や「城主手形」の発行などさまざまな特典が受けられる「復興城主」という制度も設けられています。これまでに10万人以上が「復興城主」として登録され、29億円以上の寄付が集まっています。

熊本のシンボル・熊本城の復旧を、末長く応援したいですね。

▲熊本城の天守閣からは、熊本市内が一望できる(筆者撮影)

▲紹介したスポットの位置関係はこんな感じ

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。今後も「今日の一問」・社会編をよろしくお願いします!

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この記事を書いた人

森田 晃平

東京大学文学部に在学中。旅・駅・スイーツ・浦和レッズが好き。何気ない日常を切り取るクイズをたくさん作りたいです。よろしくお願いします!

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