解説
正解は「LED」でした。
LEDは“Light Emitting Diode”の略で、電気を流すことで発光する半導体素子のことです。日本語では発光ダイオードともいいます。
LEDを使った照明は、白熱電球や蛍光灯と比べて圧倒的に寿命が長く、1日に10時間使用したとしても10年以上は使えるとされています。そのため、交換に手間がかかるトンネル内や高所の照明などによく使われています。
さらに、エネルギー効率もよいため消費電力が少なく、発熱などによるロスもほとんどありません。たとえば、一般的な球形の電球の場合、同じような明るさで光る白熱電球と比べてLED電球の消費電力は約1/6になります。
ちなみに、現在発売されているLED電球には「100W相当」というような記述があります。これは「消費電力が100W」というわけではなく、「100W型の白熱電球と同じくらいの明るさで光る」ということを示しています。またそれとは別に、LED電球の明るさの基準として、光束の単位を表すルーメンの値も併記されています。これらの指標をもとに適切な明るさの電球を選びましょう!
また、2014年には「開発が非常に困難だ」といわれていた青色LEDの実用化に成功した功績を称え、赤﨑勇さん、天野浩さん、中村修二さんの3名にノーベル物理学賞が贈られました。
どうして青色LEDの開発・実用化は難しいといわれていたのか? 詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!
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