QuizKnock

アプリで記事をもっと見やすく

インストールする

カテゴリ

ログイン
PR
株式会社JERA

問題はこちら

1ページ目:【解答フォーム】自力で解きたい方はこちらへ! 以下は問題の答えです。

解説

正解は「」です。

ヒント1:「ばかり」

「〜くらい」「〜だけ」という意味の「ばかり」は、漢字で「斗り」と書くことがあります。

他にも「計り」「許り」と書かれた例があります。「許」という漢字が使われるのは意外かもしれませんが、「幾許いくばく」からもわかるように、「許」には「ゆるす」以外にも「〜くらい」という意味があります。

ヒント2:「闘」の略字

「闘」は、同音の漢字「斗」を用いて「斗」「閗」「鬦」などと略されることがあります。実際、現在の中国では「闘」ではなく「斗」と書くのが標準的となっています。

現在の日本で「斗」が「闘」の意味で用いられることは多くありませんが、例えば映画のタイトルで『OK牧場の決斗』といった表記が用いられているほか、学生運動の立て看板などでは「闘争」が「斗争」と表記されることもあります。

ヒント3:体積を表す単位のひとつ

「斗」は尺貫法の単位のひとつで、1斗は約18リットルです。ただし、国や時代によって「1斗」が表す体積は異なり、例えば中国ではかつて「1斗=約2リットル」でした。

また、「斗」には「ひしゃく」「ます」という意味もあります。「北斗七星」は、7つの星がひしゃくの形のように並んでいることからその名がつけられました。

ちなみに、ますに入れた穀物を平らにならすための道具は「とかき」といい、漢字では「斗掻き」「概」などと書きます。「概」が「ならす」「おおむね」などの意味をもつのは、このためだといわれています。

「斗」は、大きいもののたとえにも、小さいもののたとえにも用いられることがあります。例えば「たんの如し」は胆力の大きいことで、「斗筲とそうの人」は器量の小さい人のことです。

ぜひ次回の「今日の一問・漢字編」にも挑戦してくださいね。

【あわせて読みたい】

【前回の漢字問題はこちら】

4
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。

関連記事

この記事を書いた人

鹿野

東大数学科の鹿野(かの)です。漢検・英検・数検・日本語検定などで1級取得済。検定で得た知識を、面白く分かりやすい形でお届けできれば嬉しいです。 好きなアニメ・小説は『勇者である』シリーズ。

鹿野の記事一覧へ