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解説

正解は「レオナルド・ダ・ヴィンチ」でした。

▲ダ・ヴィンチの自画像。線のタッチが繊細です…!

ヒント1:解剖学に通じていた

ダ・ヴィンチは人体構造を深く学ぶために解剖学を学んでいたそうです。彼の精密なデッサンは、熱心な観察のたまものといえるでしょう。

その系譜は現在まで続いており、東京藝術大学では「美術解剖学」という名前で講座が開講されることもあります。

▲子宮を描いたメモ。私の大学では2年生の時に解剖学実習があります!

ヒント2:鏡文字を使っていた

ダ・ヴィンチは左利きであったことが知られています。

左利きにとってアルファベットはかなり書きにくいことから、ダ・ヴィンチは自分のメモを取る際に書きやすい鏡文字を用いたのではないか、と考えられています。

この記事を執筆している私も左利きなので、鏡文字を書きたい気持ちはよく分かります。

ヒント3:キリスト教をよく題材に取った

代表作『最後の晩餐』を始めとして、ダ・ヴィンチは多くの宗教的な作品を描きました。

ルネサンスが起こる以前は、絵画の目的そのものがキリスト教であり、教会に依頼された絵を描くのが画家の仕事でした。平面的な絵画が多かった中で、その常識を打ち破ったのがダ・ヴィンチだったのです。

▲天才的な構図と細やかな描写に惹かれる『最後の晩餐』


美術の超人、レオナルド・ダ・ヴィンチ。彼の魅力に気づいていただけたのであれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。

ぜひ次回の「今日の一問・美術編」にも挑戦してくださいね!

【前回の記事はこちら】

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この記事を書いた人

中川朝子

医学部6年生の中川朝子です。普段は小説を書いたり、美術館を巡ったりしています。中日ドラゴンズの大ファン。文理の架け橋となるような面白い記事を書きたいと思っています。よろしくお願いします!

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