解説
正解は「マウリッツ・エッシャー」でした。
▲私がエッシャーです
ヒント1:作品が『少年マガジン』の表紙に
エッシャーが日本で広く知られるようになったきっかけのひとつに『少年マガジン』(『週刊少年マガジン』)があります。「だまし絵」を利用したエッシャーの絵画は、『少年マガジン』の特集の扉絵や表紙に採用され、彼の日本国内での知名度を高めたといわれています。
エッシャーが日本で広く知られるようになったのは漫画雑誌『少年マガジン』によるところが大きいとか。
— 映画『エッシャー 視覚の魔術師』 (@pandora_Escher) December 13, 2019
少年マガジン名物の絵解きページで、大伴昌司氏がエッシャー作品を紹介し,1970年2月8日号からの3巻は表紙をエッシャー作品が飾っていました。原画は映画でどうぞ!
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ヒント2:ハウステンボスが多くのコレクションを保有
ハウステンボスは、長崎県佐世保市にある、オランダの街並みを再現したテーマパークです。ハウステンボスはオランダの文化的作品を多く収集しており、その中にはオランダ生まれの画家・エッシャーのコレクション138点が含まれています。
ヒント3:錯視を利用した絵画
エッシャーは版画を学んでいましたが、スペインのアルハンブラ宮殿を訪れたことで、「幾何学」にのめり込むようになります。
▲アルハンブラ宮殿
精密ながらも目の錯覚を取り入れた絵画を多く残し、永久的に水が流れ落ちているように見える『滝』や、現実ではありえない階段を描いた『上昇と下降』などの作品を描きました。
“視覚の魔術師”エッシャーの大規模展、上野の森美術館で - 日本初公開の「だまし絵」約150点が集結 - https://t.co/p6BSehgCzO pic.twitter.com/Jo4kMqCiuy
— Fashion Press (@fashionpressnet) October 7, 2017
▲左側にあるのが『滝』
エッシャーの絵のように、まるで現実に存在するかのようにリアルに描かれた絵のことを「トロンプルイユ」といいます。フランス語で「目だまし」という意味があるトロンプルイユは、ダリなどの他の有名な画家の作品にも用いられています。
次週の「今日の一問・美術編」もお楽しみに!
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