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改めてこんにちは。QuizKnock発起人の伊沢です。前週は特別企画として、『高校生クイズ』優勝の灘高校と対談しましたが、今週は普通に連載を書きます。
この連載はズバリ「ノーテーマ」です。ボクが自由に使うことを許された唯一の枠。とはいえ、ある程度一貫性を持って、いくつかのテーマをこねくりまわします。

本連載のタイトルは「クイズ王・伊沢拓司の読マセ推シ!」としました。
このタイトルは、早押しクイズのテクニック「読ませ押し」から取っています。問題文の「ここで答えが確定する単語が来る!」という所を予測し、早めにボタンを押す早押しテクニックです。

……知らんわ、って感じですよね。こういう技術は「勝つ」ためのものであり、「面白さ」第一のテレビにはあまり関係ありませんから、クイズ番組が好きな方でも知らなくて当然です。
そもそも、数ある現在のクイズ番組の中で、「勝つ」ことが目的のものはほとんどありません。素人参加も一時より随分減りました。

でもでも、クイズ番組、出てみたくないですか? そして、クイズ番組で勝ってみたくありませんか?

最近では、クイズ番組での活躍によって一気にブレイクする芸人さんやアイドルもいらっしゃいますよね。
世相も手伝って、今やクイズ番組はスターダムにのし上がるチャンスなのです。

「でも、私は一般人だし……。」というそこのアナタ! 全てのクイズ王は昔一般人だったのです。そして、クイズには年齢も性別も関係ありません!
さあ、クイズ王への道に、いま一歩踏み出しましょう!

ということで、連載内連載コーナーとして、不定期に「クイズ王への道」を連載していきます。テレビクイズをより楽しみ、あわよくば表舞台に上がれるようなソリューションを、惜しみなく出していくつもりです。


【とりあえずクイズ番組に出たい!】


クイズLIVEチャンネル / Via .http://ch.nicovideo.jp/quizlivech

……とはいえ、『Qさま!』や『ミラクル9』にいきなり出場、とは行きません。予選が行われ、門戸が開かれている番組に応募することがテレビクイズ王への第一歩です。

代表格はテレビ朝日系『アタック25』ですね。問題も平易で、予選の筆記と面接を乗り切れば出場となります。

しかし、番組からお声がかかるかは完全にアピール次第。対策サイトもありますので、是非そちらをチェックしてください。僕も高校時代予選落ちしているので、偉そうなこと言えないのです……。

地上波はなかなかにハードルが高いですが、今やネット時代。無限とも思えるネットTVの中には、もちろんクイズに出られるスポットがあります。

それが、ニコニコチャンネルで放送されている「クイズLIVEチャンネル」。月に2回ほど放送があり、twitter等で毎回出場者を公募しています。1回に16人出られることと、各人が必ず喋ることができるのが大きな魅力。クイズ番組にどうしても出たいー! という方は、ひとまず応募してみては?


【クイズ番組で正解するには、何を勉強すればいいの? ①】

大変光栄なことに、最近ではクイズキッズたちだけでなく芸能人の方からも、「クイズってどう勉強するの?」と聞かれることが増えてきました。

日々クイズの鍛錬をしている、いわゆる「クイズプレイヤー」の多くは、市販されているクイズの問題集、各人が同人誌的に発行している問題群、プレイヤー間の問題交換などにより勉強の題材を得ています。
ですが、それらはいずれも難易度が高めのものであり、現在のテレビクイズ番組に適した難易度とはいえません。

これらの本の話はおいおいしますが、とりあえずテレビ番組を楽しむ、あわよくばドヤ顔で知識を披露する……という段階であれば、これらの勉強にまで踏み込む必要はありません。
最近のクイズ番組のトレンドは、『Qさま!!』に代表される教養・常識系クイズ。ジャンルが広く、親しみづらい分野も多いため対応しづらいのが難しいところです。
そこで、僕が対策資料としてオススメするのがこれ。

そう、就活対策の「一般常識問題集」。対応しづらい文学や四字熟語、美術音楽に手広く知識を蓄えられるのが魅力です。
本屋に行くとたくさん並んでいますが、古本でも構いません。時事問題が苦手な人は新品がいいです。
この手の本の多くが、1ページにギュッと文章で詰め込んであり、用語が赤字になっている構成です。しかし、この手のものは用語の確認がしづらいのが難点。一問一答形式のものを選べば、紙面もスッキリしているのでオススメです。

この本なら、どこの書店でも簡単に手に入りますし、広いジャンルの初級問題が練習でき、効率もバツグン。お値段も概ね1000円ほどなので、迷ったらとりあえず買ってみて、勉強していい気分になってください。
この手の本をやるだけでも、わかる問題がみるみる増えていきますよ。

※もちろん、当サイトの「常識Knock」シリーズでも、じわじわと実力がつきます!

今回はこの辺にしましょう。ご紹介したのはクイズ番組対策の第一歩です。基礎部分は簡単そうに見えますし、実際解ける問題も多いとは思います。しかし、基礎というのは穴がないように詰め込まなければ力になりません。焦らず、とりあえず1冊を丁寧にやってみてください。

さて、次は「基礎力を作る」「弱点をなくす」ところを越え、いよいよ「実力アップ」を目指したトレーニングに移ります。いつ書くかはわかりませんが、お楽しみに!

Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。

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この記事を書いた人

伊沢拓司

QuizKnockCEO、発起人/東大経済学部卒、大学院中退。「クイズで知った面白い事」「クイズで出会った面白い人」をもっと広げたい! と思いスタートしました。高校生クイズ2連覇という肩書で、有難いことにテレビ等への出演機会を頂いてます。記事は「丁寧でカルトだが親しめる」が目標です。

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