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こんにちは、服部です。

みなさんは、どんな作家さんの小説をよく読むでしょうか。

「人気作家」の基準にはいろいろありますが、ベストセラーランキングなどを見ていると、東野圭吾さん、湊かなえさん、有川浩さんなどの作品はかなり安定して上位に入っていますね。

数多くの人気作家のなかでも、今回のテーマは伊坂幸太郎さんです。

伊坂作品をあまり読んでいない人でも、『重力ピエロ』『グラスホッパー』『ゴールデンスランバー』などは、どこかで聞いたことのある作品名だと思います。

「推理小説」とくくられることが多いですが、名探偵が出てくるような推理らしい推理は少なめ。

物語の中にヒントが散りばめられ、展開を追うごとに自然とピースがはまっていく、いわゆる「伏線回収」が本当に鮮やかです。巷では「伊坂マジック」と呼ばれていたりします。

伊坂ファンなら全問正解を目指して。読めていない作品がある方も、気になるものを本屋で探してみてください。

ネタバレを避けつつも紹介しておきたい点が一つ。

伏線を回収し、お話自体もスッキリ畳み切るのが『ゴールデンスランバー』より前の作品、お話を畳み切らないのが以降の作品と、作風がかなり変化しています。後者にあてはまる作品は、意識して「畳まない」ように書いているそうですが。

作品は以前も今も変わらず売れ続けていますが、果たしてどちらの畳み方がよいか、ぜひ読み比べてみてください。

サムネイル画像 Via Amazon

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この記事を書いた人

Kosuke Hattori

東大経済学部を卒業しました。各記事が学びと発見への新たな入口になればと思います。よろしくお願いいたします。

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