2人目:とむ
次の挑戦者は、現役東大生のとむさん。持ち前の語学・音楽への造詣とフレッシュさを携え、最年少ながらインテリモノマネに名乗りを上げました。
披露!
▲伊沢拓司の後だからか、やや緊張気味のとむ
この企画、趣旨は無いに等しいので好き勝手やらせてもらいますね!
何をするつもりなんだ……?
まずは1本目、いきます……!
どぅどぅどぅんどぅん、どぅん……(言えてない)
ドゥンドゥクドゥクドゥン ドゥンドゥクドゥクドゥンドゥン!(助け舟)
(ありがとう……!)
複素数平面で見たときの、f(x)=x^2
複素数平面:数学で、実数と虚数の関係を表現するために想定される平面のこと。
なになになになに……!?
複素数平面の……モノマネ……?
どこから眺めるのが正解なの?
▲一同はすでにお手上げ
あと……
最初の、そのなんともいえない顔、なんなん?
複素数平面になりきったら、自然とこういう表情になるのかも。
横から見ると、こうです!
どこから見たらいいのかわからないのは変わらん。
複素数平面は「パンッ」って鳴らないだろ!
実軸と虚軸の方向はわかりますよね?
まぁ、はい。
x^2すると、原点からこう進んで……
最後に格子点がこう……ガチッってなるんです!
???
???
???
ダメだ……須貝さんがガチの熟考に入ってる!
いったんCM入りま~す!
この動画でわかりませんか?
この実軸上の「ガチャン」を表現したわけです!
あ~、なんとなくわかるかも?
なんとなくわからない。
ハァ~~~ン
誰も納得してくれてないですが、これ以上の説明は難しいので次いきますね!
2本目!
電車の車内で、イタリア語のNetflixのドラマを英語の字幕で観ているときに、フランス語とドイツ語の共通点に気づく人
……(笑いをかみ殺す)
なにひとつわからんかった~!
これはモノマネではなく、「とむ」なのでは?
あと、こいつ電車の中なのに興奮しすぎな!
「しまった」みたいな顔で座るの、めちゃめちゃ好き
▲気まずそうな表情
ちなみに、これは実話です。
じゃあ、ただの本人じゃん!
そう! これ私のモノマネ!
自分をモノマネのネタにできるんだったら、もう無敵じゃん。
▲これが現実に起こっていたらしい
万が一、わからない人がいたときのために解説しておきますね。
イタリア語の「va bene」は、英語の「all right」、つまり「いいよ!」という意味だと気づいて……
似たような表現でフランス語には「ça va bien」、ドイツ語には「es geht」があるんだけど
「va bene」も「ça va (bien)」も「es geht」も、直訳すると「それ、行く」って意味なのね
つまり、全部成り立ちが同じなわけ!
(2023年3月27日11:20 お詫びと訂正)記事掲載当初、「ça va bien」と書くべき箇所を「c'est bien」としていました。お詫びして訂正します。
楽しい語学の授業を受けてる気分だ。
モノマネかどうかはさておき、すごく勉強になった。
「細かすぎて伝わらない」に気を取られて「モノマネ」要素を入れ忘れた……。
最近の「細かすぎて」の傾向に近いね。
とりあえず、私のネタは以上です。ありがとうございました!
結果
「わからなくても面白い」を体現できてた。
インテリだけど、モノマネかどうかはグレーゾーン。
とむさんと同じ人生を辿らないと思いつかないネタなのがいいですね。
自分の趣味や得意分野を活かして、ディープなモノマネをくりだしたとむさん。理解と笑いは同じ地平にないことを証明してくれました。
僕も「細かすぎて」は大好きなので、格の違いを見せつけよう。
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