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答え
「白水牛糸方勿攵」のうち、「方」「攵」を合体させると「放」! 「牛」「勿」を合体させると「物」! 残りの「白」「水」「糸」を合体させると「線」! すなわち完成するのは「放物線(ほうぶつせん)」となります。
放物線とは、投げられた物が空中で描く曲線のことで、幾何学では、ある1つの点と1つの直線からの距離が等しい動点の軌跡のことをいいます。放物線という名前は、鉛直方向以外に投げ上げた物体がこの線を描いて動くことに由来しています。
また3次元空間では、x軸あるいはy軸に垂直な平面で切った切り口が放物線になる曲面のことを放物面といいます。
放物線や放物面ときくと数学の世界の話に感じますが、実は身近な所でもこの形が応用されています。
その一つの例が、凹面鏡の一種で、表面を放物面にした反射鏡である放物面鏡です。放物面鏡は、平行に入射した光線を放物面の焦点に集める性質があります。逆に放物面の焦点に点光源を置けば、反射光線は平行な光線となり、遠方に行っても広がらないので、サーチライトの反射鏡として用いられています。
▲平行に入射した光線は、放物面の焦点Fを必ず通り、逆に放物面の焦点Fに光源を置けば、反射光線は平行な光線となる via Wikimedia Commons Filu CC BY 3.0
▲放物面鏡が使われたサーチライト via Wikimedia Commons Vitaly V. Kuzmin CC BY-SA 4.0
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