問題の解説
第1問
正解は「がんばれ」でした。
オックスフォード英語辞典(OED)は、約60万語を収録している、2万ページ以上にもなる世界最大の辞典です。紙媒体のものは、重さ60kgを超えるというボリュームです。
OEDは「1150年以降の英語をすべて収録する」という方針で編集されており、語源の説明や用例が充実していることでも知られています。
このほどOEDのオンライン版に、中国語の「加油」を英語に翻訳した、「add oil」という表現が初めて収録されました。
直訳すれば「油を加えろ」のようになりますが、中国語と同様に「がんばれ」のような意味です。
「加油」の表現は、少なくとも1960年代には中国語圏で用いられていたようですが、2008年の北京オリンピックを機に世界的に認知され、今回の掲載に至ったようです。
第2問
正解は「ロンドン五輪」でした。
日本の女子卓球選手で、アテネからリオにかけて4大会連続でオリンピックに出場した福原愛選手が、現役引退する意向です。正式な発表は23日になる予定で、福原選手本人が会見を行います。
「もう私が選手として卓球界を引っ張っていかなくても大丈夫、後輩たちがさらに飛躍し、日本代表として頑張ってほしい、という想いです」。リオ五輪団体で銅メダルを獲得した福原愛選手が現役引退を表明しました。https://t.co/lSuaYTorP9 pic.twitter.com/OpmycTyJsV
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2018年10月21日
福原選手は卓球の女子団体で、ロンドン五輪では銀、リオ五輪では銅と2つのメダルを獲得しているほか、世界選手権やワールドカップなどでも数多くのメダルを獲得しています。
また幼少期にバラエティ番組に数多く出演し、「天才卓球少女」というふれこみと、芸能人との対戦で試合展開が不利になると悔し涙を流す姿から、「泣きむし愛ちゃん」と呼ばれ大人気となりました。
そんな「国民のアイドル」的な扱いだった少女がトップアスリートにまで成長し活躍したことで、「暗い」「地味」といった卓球のイメージを大きく転換したのは、福原選手最大の功績ではないでしょうか。
第3問
正解は「人間にも感染する」でした。
北海道の新千歳空港で、中国からの旅行客が持ち込んだソーセージから、アフリカ豚コレラが確認されました。日本国内でアフリカ豚コレラが確認されたのは、初めてとなります。
今回、旅行客が日本の法律で持ち込みが禁じられているソーセージを保有していたため、放棄してもらった上で国が検査したところ、遺伝子検査で陽性反応が出たとのことです。
なお、アフリカ豚コレラは豚や猪に感染する伝染病で、致死率はきわめて高く危険な病ですが、人間へ感染することはありません。
今回のように、食品が感染している、というだけであれば感染が広がる可能性は低いとされていますが、北海道では道内のすべての養豚場に対し、諸外国との物品のやり取りについて注意を徹底するよう呼びかけています。
アフリカ豚コレラについては、今年9月4日の朝Knockでも取り上げています。覚えておられましたか?