問題の解説
第1問
【金融庁が、「仮想通貨」の名称変更を検討しています。どのような名称に変更する予定でしょう。】
正解は「暗号資産」でした。
26日、金融庁では「仮想通貨」の呼称を「暗号資産」に変更する方向で検討を開始しました。
実は、世界的にはずいぶん前から「仮想通貨」(virtual currency)ではなく「暗号資産」(crypto assets)と呼ばれています。今年3月に行われたG20財務大臣・中央銀行総裁会議でも、「暗号資産」の名称で取り扱われています。
円などの法定通貨は、国家が価値を保証している決済手段を指します。しかし仮想通貨の場合、投機的に扱われることも多く、価値は乱高下します。このため通貨とは明確に線引きをする意味で、通貨の名称は使わなくする、というのが世界の流れです。
日本でも名称変更が検討され始めましたが、これは単に名前が変わる、という問題ではなく、投機的に扱われる資産として規制が強化される、という意味になります。
第2問
【映画監督ベルナルド・ベルトルッチの代表作で、アカデミー賞は9部門で受賞、音楽には坂本龍一を起用した映画のタイトルは何でしょう。】
正解は『ラストエンペラー』でした。
かねてより闘病生活を続けていたイタリアの映画監督、ベルナルド・ベルトルッチ氏が亡くなりました。77歳でした。
【#速報 #訃報】
— 映画.com (@eigacom) 2018年11月26日
「ラストタンゴ・イン・パリ」「ラストエンペラー」などで知られるイタリアの巨匠 #ベルナルド・ベルトルッチ 監督が、癌のため、現地時間26日に亡くなられました。享年77歳。ご冥福を心からお祈りします。
フィルモグラフィーは?https://t.co/j8cB66Ayc7 詳報は追って配信します。 pic.twitter.com/vv0RNQzGNU
ベルトルッチ監督の代表作には、『ラストタンゴ・イン・パリ』『ラストエンペラー』などが挙げられます。
中でも、清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀(あいしんかくら・ふぎ)を描いた大作『ラストエンペラー』は、第60回アカデミー賞(1988年)で作品賞、監督賞を始め9部門を受賞しました。
またベルトルッチ監督は、音楽に坂本龍一を多く起用したことでも知られています。『ラストエンペラー』『シェルタリング・スカイ』『リトル・ブッダ』は、いずれも坂本龍一が音楽を手がけた作品です。
第3問
【今年はまだ関東地方では吹いていない、「晩秋から初冬の間に初めて吹く、毎秒8m以上の北よりの風」のことを何と呼ぶでしょう。】
正解は「木枯らし1号」でした。
例年、この季節に気象庁から発表のある「木枯らし1号」ですが、今年は関東地方でいまだ発表がありません。木枯らし1号は「10月半ばから11月末まで」に吹くものと定義されているため、今日を含め残り4日のうちに吹かないと、今年は「発表なし」となります。
ちなみに、関東地方で最後に「木枯らし1号」の発表が無かった年は、1979年までさかのぼります。なお、近畿地方では今年11月22日に吹いています。また「木枯らし1号」の発表が行われるのは、関東地方と近畿地方の2か所のみです。
選択肢は、いずれも「風に関する季語」で揃えてみました。
「黄雀風」(こうじゃくふう)とは、陰暦5月、つまり梅雨時に吹く東南の風のことです。夏(仲夏)の季語にあたります。
「青東風」(あおごち)とは、夏の土用の晴れた日に吹く東風を指します。やはり夏(晩夏)の季語になります。
と、ここでオマケのクイズ。去年の木枯らし1号は何月何日に吹いたでしょうか。正解は、次の記事でご確認ください。