問題の解説
第1問
【19日の衆議院本会議で、五輪特別措置法改正案が可決されました。この改正案が成立すると2021年、「国民の祝日」のない月は、いくつになるでしょう。】
正解は「3つ」でした。
19日の衆議院本会議で、来年夏に実施される東京五輪の開会式、閉会式にあわせて祝日を移動する、特別措置法改正案が可決されました。
この後、法案は参議院での審議を経て、今国会で成立する見通しです。
法案では、10月11日(10月第2月曜日)の「スポーツの日」を、五輪の開会式が予定されている7月23日に移動。また7月19日(7月第3月曜日)の「海の日」を、開会式前日の7月22日に移動します。
また、8月11日の「山の日」を、閉会式が予定されている8月8日に移動します。8日は日曜日であるため、8月9日は振替休日となります。
これら移動により、2021年に「国民の祝日」のない月は、6月、10月、12月の3つとなります。
第2問
【アメリカの文学賞、全米図書賞の翻訳文学部門に『JR上野駅公園口』が選ばれた、他の代表作に芥川賞受賞作『家族シネマ』などがある、福島県在住の小説家は誰でしょう。】
正解は「柳美里」でした。
19日に全米図書賞が発表され、その翻訳文学部門に福島県在住の小説家、柳美里さんの小説『JR上野駅公園口』の英訳版、『Tokyo Ueno Station』が選ばれました。
『Tokyo Ueno Station(JR上野駅公園口)tr. Morgan Giles』全米図書賞の受賞スピーチです。 pic.twitter.com/wv6sjoDCss
— 柳美里 (@yu_miri_0622) November 19, 2020
全米図書賞は、アメリカで最も権威のある文学賞とも呼ばれています。日本語作品では過去に、多和田葉子さんの『献灯使』や川端康成さんの『山の音』なども、翻訳文学部門に選ばれたことがあります。
1968年生まれの柳美里さんは、劇作家や演出家として活動したのち小説家に転向。1997年には、『家族シネマ』で芥川賞を受賞しました。
誤答選択肢の「恩田陸」「朝井リョウ」の両氏は、いずれも直木賞作家ですが、芥川賞の受賞歴はありません。
第3問
【東京都の小池都知事が新たに呼びかけた、会食時の新型コロナウイルス対策「5つの〇」。この〇に入る漢字は何でしょう。】
正解は「小」でした。
このところ連日、新型コロナウイルスの感染拡大が報じられています。
19日の感染者数が500人を超えた東京都では、小池百合子都知事が臨時の会見を開き、厳重な警戒が必要と述べました。
また小池都知事は、会食時は「5つの小」に留意するよう呼びかけました。「5つの小」とは、小人数、小一時間、小声(で話す)、小皿(に分ける)、小まめ(なマスク着用、換気、消毒)の5つです。
これらに加えて、医療従事者への「こころづかい」も忘れないよう訴えました。
そんな19日の日本国内の新規感染者数は、17時時点で2208人を超え、1日の発表としては過去最多を更新しています。