問題の解説
第1問
正解は「錠剤の中にセンサーが組み込まれていて、服用状況がスマホで分かる」でした。
医薬品と医療機器が一体化した、世界初の「デジタル錠剤」が、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)で承認されました。
大塚製薬が開発したこの錠剤は、薬と極小センサーが組み合わされており、センサーが胃液に反応して出す信号を受信することで、患者の服用状況が外部端末で確認できるというものです。
センサーが体内で消化・吸収されることはなく、一定期間で排せつされるため、人体への悪影響は無いとされています。
今回承認されたのは抗精神病薬についてでしたが、今後、長期間定期的に服用する必要のある薬についても承認が拡がるものと想定されます。
錠剤に小さなセンサーを埋め込んだ「デジタル錠剤」が米国で承認されました。薬をいつ飲んだのか、スマホでわかるのが特徴。どんな仕組みで、期待できる効果は? https://t.co/98pwJgNnec pic.twitter.com/uRKsD74HhT
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) 2017年11月14日
第2問
正解は「かもめの玉子」でした。
岩手県みやげとして人気のお菓子、「かもめの玉子」を製造する菓子メーカー「さいとう製菓」が、6年8か月ぶりに総本店の営業を開始しました。
東日本大震災では、同社の事務所や店舗など7施設が流されています。また、同社の専務取締役の方が撮影された津波来襲時の動画は、大きな反響も呼びました。
かもめの玉子は、餡をカステラ生地で包みホワイトチョコでコーティングしたもので、つるんとした白い玉子のような見た目で知られたお菓子です。
【「かもめの玉子」本店 被災以来6年8か月で再開 岩手】あんこを白いチョコレートでコーティングした菓子、「かもめの玉子」で知られる、岩手県大船渡市の菓子メーカーが、東日本大震災の津波で失った総本店を再建し、きょう6年8か月ぶりにオープンしました。 https://t.co/lnn24frHGV
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2017年11月15日
第3問
正解は「フランス語」でした。
アフリカ南部に位置するジンバブエの首都ハラレで、国営放送局ZBCが軍の兵士に占拠され、財務大臣が拘束される事件が起きました。クーデターと見られる一方で、軍側はクーデターではないと主張しています。
ジンバブエは、1980年の独立時から現在にいたるまで、ムガベ大統領がずっと権力の座にいるという独裁色の強い国です。
93歳と世界最高齢の国家元首であるムガベ大統領は近年、健康状態が不安視されていますが、11月7日には妻を副大統領にすべく、現職の副大統領を解任したりもしています。
「クーデター」はフランス語で「coup d'État」と書き、直訳すると「国家に対する一撃」のような意味です。
そこから転じて一般的には、非合法に武力を行使して政権を奪う意味で使われます。