問題の解説
第1問
正解は「ヤギ」でした。
アメリカ、オレゴン州の高級リゾート地にあるゴルフ場で、世界で初めてヤギのキャディがデビューします。
世界初、ヤギのキャディーが登場 米オレゴン州のゴルフ場 https://t.co/CACO8Ayb9l
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) 2018年5月15日
ゴルフのキャディは「規則にしたがってプレーヤーを助ける人」と定義されており、ゴルフバッグやゴルフクラブの運搬も職務です。ヤギのキャディは運搬役で、ヤギ専用のゴルフバッグを背負ってゴルファーに付き添います。ちなみに、ヤギには「給料」として好物のピーナツが支給されます。
一部の動物愛護家からはヤギを使役することについて疑問の声も出ていますが、ゴルフ場側は、有給の仕事であり、また適切な休憩時間と水と餌を提供していると反論しています。
なお、キャディの主な仕事に「プレイヤーにアドバイスする」もありますが、こちらについては期待できそうにありませんね。
第2問
正解は「マッターホルン」でした。
オーストラリアの登山家スティーブ・プレインさんが、世界七大陸の最高峰すべてを117日間で登頂し、これまでの記録であった126日を破り最短記録を更新しました。
プレインさんは、今年1月に南極最高峰の「ヴィンソン・マシフ」(4892m)の登頂に成功。続いて南米の「アコンカグヤ」(6960m)、アフリカの「キリマンジャロ」(5895m)、オセアニアの「プンチャック・ジャヤ」(4884m)、ロシアの「エルブルス山」、北米アラスカの「デナリ」(6190m)を踏破しました。
そして14日、最後となる「エベレスト」(8848m)の山頂に達して、七大陸の最高峰制覇を達成しています。
なお、七大陸最高峰の定義は統一されていない部分があり、ヨーロッパ大陸の最高峰はロシアの「エルブルス山」とする派と、ロシアをアジア大陸に含めてフランス・イタリア国境にある「モンブラン」(4810m)とする派があります。
また、オセアニアの最高峰はインドネシアにある「プンチャック・ジャヤ」ですが、オーストラリア大陸に限定すれば「コジオスコ」(2228m)が最高峰となります。
プレインさんのケースでは、見解のわかれる山については、より高い方を登頂していますね。
第3問
正解は「エウロパ」でした。
エウロパは、ガリレオ・ガリレイが発見したことでも知られる、木星の衛星です。直径は3122 kmで、月(3474 km)より一回り小さい大きさです。
表面が数kmもの厚さの氷に覆われている星ですが、氷の下には海があると考えられています。
【木星の衛星「エウロパ」に地球外生命体存在か】 月よりやや小さいサイズの氷に覆われた衛星 : https://t.co/Bck2mKRZsg #東洋経済オンライン
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) 2018年5月15日
さて、地球上の多くの生物は、太陽光を浴びた植物の光合成で生まれる酸素を吸って生きています。しかし太陽光の届かない深海でも、地球内部から噴出する硫化水素などの化学反応をエネルギーに生きる生物もいます。
このためエウロパでも、氷の下にある海の中では、深海生物のようなタイプの生物が存在する可能性があるとされています。
今回のニュースは、氷層の隙間から水が噴出した証拠が見つかった、というものです。
これを読み解くと、地表に噴出する水が採取できれば、数kmにもおよぶ氷層を掘らずとも生物の存在を確認できる(可能性がある)、という意味となります。