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問題の解説

第1問

正解は「コーヒー」でした。

アメリカ、カリフォルニア州の裁判所が7日、同州内でコーヒーを販売する際には、たばこなどと同様に発がん性リスクの警告表示を義務付ける決定をしました。

争点となったのは、ほとんどのコーヒーに含まれる「アクリルアミド」という成分です。アクリルアミドは、ポテトチップスやかりんとう、ほうじ茶など多くの食品に含まれる成分ですが、「多量に摂取すると発がんリスクを高める」という研究結果もあります。

裁判では、被告側が「健康に問題がないとされるアクリルアミドの最低量」を提示できなかったため、このような判断となりました。

ちなみにカリフォルニア州は、州法の「プロポジション65」(1986年安全飲料水および有害物質施行法)により、有害物質や化学薬品についての規制が世界的に最も厳しい地域のひとつです。

過去には、誤答選択肢にもある「コーラ」の着色成分に発がん性があると指摘を受け、表示義務を避けたいペプシ社とコカ・コーラ社が着色料の成分を変更した事例があります。

なお、「プロポジション65」の適用範囲は飲食品だけでなく工業製品なども含みますので、アメリカでビジネスをされる方はご注意を。

第2問

正解は「[日本:安倍首相] [中国:李克強首相] [韓国:文在寅大統領]」でした。

9日、東京で日中韓首脳会談が開催されました。この3か国による首脳会談は、2015年11月以来となります。

参加したのは、日本が安倍首相、中国が李克強(リー・クーチアン)首相、韓国が文在寅(ムン・ジェイン)大統領です。また合わせて、日中、日韓、中韓の2国間会談も行われています。

首脳会談の議題の中心となったのは「北朝鮮情勢」で、3か国は北朝鮮の非核化を目指す方向で一致しました。

しかしながら、かねてより日本やアメリカが求めている「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」の表現はなく、先日行われた韓国・北朝鮮による南北首脳会談で使われた「完全な非核化」の表現に留まりました。

ここで省かれた文言を考察すると、「検証可能」とは、たとえば「約束通りに核廃棄しているのか他者がチェックできる」であり、「不可逆的」とは、たとえば「廃棄した核物質を再度軍事転用できないようにする」のような話に思います。

これらが省かれた上での非核化とは、「核兵器は捨てるけれども本当に捨てたか確認できないし、捨てた核物質を再利用してまた後で核兵器を作れます」のようにも受け取れます。

もちろん、近々行われる米朝首脳会談の結果次第ですが、北朝鮮の非核化がどのような形で行われるのか、今後も注視する必要がありそうです。

第3問

正解は「富士急ハイランド」でした。

富士急ハイランドが、今年7月中旬から入園料を無料化すると発表しました。現在の入園料は中学生以上で1500円、子どもが800円ですが、これらがすべて無料となります。

とはいえ富士急アイランドは元々、各アトラクションの利用にも最大1000円程度の料金がかかります。ですので完全無料ではありません、お間違えなく。

また、人気アトラクションについては値上げも検討されているとのことで、利用スタイルによっては実質値上げになるケースも想定されます。

誤答選択肢の「ナガシマスパーランド」は、三重県桑名市にある、同じく絶叫マシンで知られる遊園地。

みさき公園」は、大阪府泉南郡にある、大阪南部民や和歌山県民にはおなじみの遊園地です。西日本最古(今年で61歳)のジェットコースターがあります。

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