問題の解説
第1問
正解は「バラの香り」でした。
高知大学の教授らが、スズメバチの攻撃性を失わせる化学物質を発見し、学会に発表することとなりました。
スズメバチが餌とするクヌギの樹液に、スズメバチが「好む」ものと「嫌う」ものの2種類あることから樹液を調べた結果、「嫌う」ものの正体が「2-フェニルエチルアルコール」と判明しました。
この成分を吹きかけられたスズメバチはパニックに陥り、一時的に攻撃性が失われます。このため、スズメバチ対策として製品化が予定されています。
「2-フェニルエチルアルコール」は天然に広く存在する、芳香性の成分です。穏やかなバラのような香りがあり、バラの他にカーネーションやサクラなどの花にも含まれています。
アロマテラピーなどで人気のローズオイルでは75%を占める成分で、また食品添加物にも使われており、安全性が高いとされています。
第2問
正解は「議場内で催涙ガスを噴射した」でした。
コソボ議会で催涙ガス噴射、野党が採決妨害 https://t.co/PsntUgxbQ2
— AFPBB News (@afpbbcom) 2018年3月22日
22日、バルカン半島の内陸部に位置するコソボの国会で、野党議員らが議場内で催涙ガスを噴射するという騒ぎが起きました。
議会ではこの日、隣国のモンテネグロとの間の国境画定について承認の決議が行われていましたが、コソボの領土が失われると反対する議員も多く、このような事態となりました。
一時は議会が混乱しましたが、最終的には国境画定が承認されています。
なお、国境画定については、2015年にモンテネグロとの間で合意されています。しかし、反対の声は強く当時の議会で承認が得られなかったため、2017年には解散総選挙を行っています。
ちなみにコソボでクイズに出そうなのは、国名の由来と国旗でしょうか。
「コソボ」の国名は、鳥の名前が由来です。ツグミ科のクロウタドリを意味するブルガリア語の「kos」から来ています。国旗は、星の数がクイズに出そうですね。
第3問
正解は「マルセイバターサンド」でした。
【「そだねー」をバターサンドの六花亭製菓が商標出願】
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) 2018年3月22日
会社側は「独占する意図はない」と説明(読売新聞)https://t.co/UC9V64Z55C pic.twitter.com/RHLoUemtHD
平昌五輪で活躍した女子カーリング日本代表が北海道なまりで話していたことで話題となった「そだねー」について、商標登録が出願されていることが明らかになりました。
出願したのは、北海道土産として人気の高いマルセイバターサンドなどの菓子を製造する六花亭製菓で、出願日は銅メダル獲得5日後にあたる3月1日です。
同社は北海道帯広市の菓子メーカーで、カーリング女子代表が所属する「LS北見」とは直接的な関係がありません。
そのため問い合わせやクレームも寄せられているようですが、同社が他に申請している商標については他社が自由に使える措置も取っており、「そだねー」についても同様の取扱いをすると見られます。
ちなみにマルセイバターサンドの「マルセイ」は、明治時代に作られていたバターの名前(マルセイバタ)から来ています。