問題の解説
第1問
正解は「C」でした。
旧石器時代の彫像の代表作『ヴィレンドルフのヴィーナス』の画像が、不適切な画像としてフェイスブックの検閲により同サイト上から削除されました。
これに対し、同像を展示しているウィーン自然史博物館が、検閲を批判する事態となっています。また画像を投稿した芸術家も「この像は危険なポルノではない」と削除に反発しています。
同像はおよそ24000年前から22000年前に製作されたもので、多産や豊穣を象徴的に描いたものとされています。
ちなみに、誤答選択肢の岩の上に腰かける女性の像は、デンマーク・コペンハーゲンにある『人魚姫の像』です。童話『人魚姫』がモチーフとなっています。
また、翼の生えた少年と女性の像は、フランス・ルーヴル美術館にある『アモルの接吻で蘇るプシュケ』です。ちなみに、少年であるアモルの別名はキューピッド。恋愛成就の弓矢を放つ天使として描かれることも多いですね。
Via: 『ヴィレンドルフのヴィーナス』 (Wikipedia)
Via: 『アモルの接吻で蘇るプシュケ』 (Wikipedia)
Via: 『人魚姫の像』 (Wikipedia)
第2問
正解は「売り手市場」でした。
2019年春に卒業予定の大学生などによる就職活動が、3月1日から解禁されました。
正しくは、経団連（日本経済団体連合会）が公表している「採用選考に関する指針」のうち、「広報活動」（企業説明会のように、企業から学生へ向けて情報発信すること）が解禁されたことになります。
なお、「選考活動」（面接や試験で学生を選抜すること）の解禁日は6月1日、また採用内定日は10月1日となっています。
しかし、これら日程は指針に過ぎず、ルール違反をしてもペナルティはありません。また、一部の外資系企業など経団連に加盟していない企業は、そもそもルール外です。
なので、3月1日時点で数社から内定が出ている学生も存在し、名目だけのルールを課している現状は遵守した学生・企業双方に不利益があるとして、批判の声も聞かれます。
ちなみに売り手市場とは、売り手（学生）よりも買い手（企業）が多いため、売り手側の有利に働く市場を意味します。
第3問
正解は「235km/h」でした。
法定最高速度100km/hの道路を235km/hで運転していた男が、スピード違反で逮捕されました。警視庁によると、これは国内で過去最悪のスピード違反とのことです。なお、男は容疑を否認しています。
では、世界で過去最悪のスピード違反はというと、イギリスの高速道路を317km/hで運転した男が逮捕されており、これが世界記録とされています。なお、残念ながらこの男も日本人です。
スピード違反は犯罪行為であり、自分だけでなく周囲にも多大な危険を及ぼすので、決して真似してはいけません。ですが人生で一度くらいは235km/hの世界を体験してみたい、そんな方もいるでしょう。
もちろん新幹線や飛行機に乗れば手軽に時速200km超えの世界を体験できますが、実際に風を感じてみたい、という欲望は満たされませんよね？
そんな方にオススメしたいのは、ドバイにある「フォーミュラ・ロッサ」という世界最速のジェットコースター。最高速度は239km/hで、今回逮捕されたスピード違反の速度とほぼ同じです。
