問題の解説
第1問
【駒井重勝が仕えていた武将のことなどを記した「駒井日記」の自筆原本が発見されました。さて、駒井重勝は誰の側近だったでしょう。】
正解は「豊臣秀吉」でした。
駒井重勝は戦国時代の武将で、豊臣秀吉や秀次の「右筆」(書状などを書く係)であった人物です。彼の日記である「駒井日記」には、豊臣秀吉・秀次の言動や関係文書の控えなどが記されており、文禄期の政治史を知るにあたって第一級の史料とされています。
秀吉側近の武将 駒井重勝の日記 自筆原本見つかる #nhk_news https://t.co/0wq4ddHHQX
— NHKニュース (@nhk_news) June 14, 2020
これまで「駒井日記」は、江戸時代の写しのみで原本は失われたと考えられていました。ところが、東京大学史料編纂所がその一部とみられる日記をインターネットオークションで購入し、調査の結果、写しがある部分の自筆原本であると判断したということです。
秀吉や秀次の右筆は重勝を含めて複数人いたとされており、発見された原本の筆跡から誰がどの書状を書いたかなどの研究が進むとしています。また、戦国時代の武将の日記は数が少なく、原本が出てくることはほとんどないため、「駒井日記」の原本は重要文化財クラスの価値があると考えられています。
第2問
【約100年前に日本でも流行した、世界的に流行した病の名前は次のうちどれでしょう。】
正解は「スペインかぜ」でした。
本日16日から、「スペインかぜ」の資料が東京・市ヶ谷にある防衛研究所で公開されます。閲覧は予約制です。
「スペインかぜ」は、いわゆるA型インフルエンザです。日本では1918年の秋から1921年の春までに流行が3回あり、およそ39万人が死亡しています。全世界では、2000万人以上が亡くなりました。
防衛研究所が旧日本軍の資料を調べたところ、今と同様にマスクの着用を呼びかける文書などが見つかりました。内務省衛生局が国民に感染予防を呼びかけた資料では、映画館など人が集まるところに立ち入らないこと、電車ではマスクを着用すること、人前でせきをするときはハンカチで口を覆うことなどを求めています。驚くほど現在と同じですね。
第3問
【真夏日と猛暑日のうち、「最高気温が30度以上の日」を表す方はどちらでしょう。】
正解は「真夏日」でした。
「真夏日」は最高気温が30度以上の日、「猛暑日」は最高気温が35度以上の日を指します。
昨日15日は栃木県や静岡県などの一部地域で猛暑日となり、そのほか多くの地域で真夏日を記録しました。
熱中症を防ぐため、環境省は人との距離がある場合には状況に応じてマスクを外すよう呼びかけています。
週明けの今日15日(月)は梅雨の晴れ間の所が多く、特に関東や東海は厳しい暑さになりました。35.8℃まで上がった静岡は観測史上最も早い猛暑日、東京は32.6℃と今年一番の暑さです。https://t.co/HZxbz2irq8 pic.twitter.com/njlprQcSYl
— ウェザーニュース (@wni_jp) June 15, 2020
ちなみに、最高気温が25度以上の日を「夏日」と呼びます。また他にも、最低気温が0度未満の日を「冬日」、最高気温が0度未満の日を「真冬日」といいます。セットで覚えておきましょう。