問題の解説
第1問
正解は「Quick Response」でした。
URLを読み込んだり、電子チケットの発行や決済にも用いられているQRコードに、セキュリティ上の弱点(脆弱性)があるとわかりました。
これはQRコードに含まれている「コードを読み取る際のエラーを修復する機能」を悪用したもので、QRコードを読み取ると普通であればユーザーが意図したサイトに誘導されますが、悪用したQRコードでは一定の確率で別のサイトへ誘導できるようになります。
この脆弱性の危険なところは、毎回別のサイトに誘導されるのではなく、何百回に1回、何千回に1回の確率で誘導されるという部分です。
たとえば誘導先がフィッシングサイトだとして、毎回フィッシングサイトに誘導されるQRコードであれば、「このQRコードは危険」だとすぐにわかります。
しかし低確率でフィッシングサイトに誘導される場合、同じQRコードを読み込んでも多くは正常なサイトへ誘導されるので、「このQRコードは危険」だと認識し辛いために被害が拡大する可能性が高くなります。
QRコードについては、次の記事がとても参考になります。リスクを避ける意味でも、「QRコードに書かれているもの」を知っておいて損はなさそうです。
第2問
正解は「トランプ政権で働いているから」でした。
ホワイトハウス報道官とはアメリカ政府のスポークスパーソンで、ホワイトハウスに詰めるメディアに対し情報を伝えたり、質問に答える役割を担います。
現職のサラ・ハッカビー・サンダース報道官が国内のレストランに食事のため訪れたところ、レストランのオーナーから入店拒否されました。
入店拒否の理由は「トランプ政権で働いているから」で、オーナーはトランプ大統領の不法移民政策などに不満を持っていたようです。
レストランの対応についてアメリカでは、差別だとする声がある一方で、店の対応を称賛する声も多くあります。
第3問
正解は「やぶ医者大賞」でした。
地方医療に尽力した医師や、若手医師の育成に寄与した人物を表彰する「第5回やぶ医者大賞」が発表され、2名の医師が大賞に選出されました。
と、ここで「優良な医師を選ぶ賞なのに『やぶ医者』なのは、なんで?」という疑問が出るかと思います。
「やぶ医者」の語源には諸説ありますが、「やぶ医者大賞」を開催している兵庫県養父市(やぶし)によると、「やぶ医者」というのは元々、養父の医者を指す言葉だったそうです。
養父の医者は名医として知られ評判が良かったのですが、そのブランド力にあやかろうと、腕のない医者も「やぶ医者」と名乗るようになりました。
その結果、腕のない名前だけの「やぶ医者」が横行し、今の「下手な医師」のような意味合いに変わったとしています。