問題の解説
第1問
正解は「フランス語で”良い”という意味」でした。
日本初のレトルト食品であり、また世界初の市販用レトルトカレーでもあるボンカレーは、今年で発売50周年を迎えましたが今なお人気のベストセラー商品です。
ボンカレーを手がける大塚食品は、カレーの本場、インドに新会社を設立したと発表しました。販売するのはレトルトカレーで、ベジタリアンが多いインド向けに野菜カレーが主力商品になる模様です。
さて、ボンカレーの「ボン」とは、フランス語で”良い”という意味です。意訳すれば「美味しいカレー」といった感じでしょうか。
ちなみに、ボンカレーのライバルであるククレカレーの「ククレ」は、英語のcookless(クックレス)から来ています。「調理の必要なし」という意味で名付けられました。
また、同じくレトルトカレーの定番「LEE」は、単語自体には意味が無いようです。開発者が「ビーフカリー……リー!」と叫んだこと、また試食時に「かりぃ(辛い)」と叫んだことが由来となっています。
そして何でもクイズにしてしまうQuizKnockには、もちろんカレーのクイズもあります。カレー好きの方は、ぜひ。
第2問
正解は「桂三度」(かつら・さんど)でした。
上方落語(関西を中心に演じられる落語)の若手ナンバーワンを決めるコンテスト、「第4回上方落語若手噺家(はなしか)グランプリ」が開催されました。
今回は入門18年未満の若手落語か38人がエントリーをし、練られた芸を競い合いました。
結果は2人の同点優勝で、桂米朝の一門で桂ざこばの弟子である「桂ちょうば」と、かつて漫才コンビのジャリズムで活躍、またピン芸人「世界のナベアツ」として活躍した「桂三度」が栄冠を手にしています。
桂ちょうばはラストチャンスをものにしての優勝、桂三度は初出場での優勝です。また演目も、前者は古典落語、後者は新作落語と対照的な2人が頂点に立ちました。
上方落語若手噺家グランプリ、桂三度さんと桂ちょうばさんが優勝https://t.co/vkfcKsnBhT
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) 2018年6月19日
第3問
正解は「赤ちゃんが25歳になるまで鉄道料金が無料になる」でした。
フランス・パリの鉄道で、運行中の車内で妊婦の陣痛が始まりました。鉄道会社は電車を最寄駅で45分間停車させ、駆けつけた救急隊員らとともに補助。女性は無事に電車内で赤ちゃんを出産しました。
この出来事を祝って鉄道会社は、この赤ちゃんが25歳になるまで同鉄道の利用料金を無料にすると発表しています。
鉄道会社の粋な計らいは、会社のファインプレーであると同時に、少子化対策に成功したフランスらしさともいえます。
先進諸国は多くが少子化問題を抱えていますが、フランスは2012年のデータで出生率(一人の女性が生涯に産む子どもの数)が2.00を超えるなど、出生率は他国に比べ高水準です。たとえば日本だと、2015年の出生率は1.46しかありません。
これは、出産に対して手厚い支援を行うという経済面だけでなく、男性の産休や育児休暇といった、男性の出産への理解を深め父としての自覚をうながす制度の充実も要因とされています。