問題の解説
第1問
正解は「ルービックキューブを6面そろえた」でした。
アメリカのローカルテレビ局の番組で、生放送の天気予報コーナー中、女性の気象予報士が予報しながらルービックキューブを始めました。
コーナーはわずか2分半のものでしたが、女性は予報が終わる前にルービックキューブを6面すべてそろえ喝采を受けました。また、この様子はSNSに公開され、アメリカで大きな話題となっています。
WOW: Watch Florida meteorologist @LoleskyWX deliver the forecast and solve a Rubik's cube at the same time! Your move, @1GarthKemp! pic.twitter.com/EthQaqDcqI
— CBS Los Angeles (@CBSLA) 2018年6月8日
ご存じの通りルービックキューブは、基本3×3×3の立方体の各面を、1つの色でそろえるとクリアとなるゲームです。クリアタイムを競う大会は今も世界中で行われていて、2018年6月現在の世界記録は4秒22です。
また大会では、目隠しをして行う種目(世界記録:17秒87)や、足で操作する種目(世界記録:16秒96)もありますので、足の器用さに自信のある方はぜひ、挑戦してみてください。
ちなみに誤答選択肢ですが、『スーパーマリオブラザーズ』クリアタイムのギネス世界記録は、4分56秒528です。
第2問
正解は「車を運転するボランティアがある」でした。
2020年東京オリンピックのボランティアには、東京2020組織委員会が募集する「大会ボランティア」と、競技会場のある自治体が募集する「都市ボランティア」があります。このうち大会ボランティアの募集要項が決まり、その内容が発表されました。
応募できるのは、日本国籍または日本滞在の在留資格を持つ、2002年4月1日以前に生まれた人です。
募集人数は8万人で、大会期間中10日以上の参加が基本となります。活動時間は休憩込みで1日8時間程度。時給は出ませんが、滞在先から会場までの交通費(一定額)は出るようです。
オリンピックのボランティアというと、競技会場内外の案内役や競技運営のサポートを思い浮かべがちですが、他にもいろいろなボランティアが用意されています。
関係者の移動に際して車を運転する仕事や、選手が怪我をした際に医務室へ運ぶ仕事、表彰式でメダルなどを運ぶ仕事など、アスリートの間近で行う活動もあります。選手村の新聞制作、なんてのもあります。
QuizKnockからも、誰か参加すると盛り上がりそうですね。たとえば「動画の編集サポート」に、あのPとか。
なお、大会ボランティアの募集は9月中旬から開始する予定です。詳しくは、公式サイトでご確認ください。
第3問
正解は「民法」でした。
13日の参議院本会議で改正民法が可決・成立し、成人年齢が20歳から18歳へ引き下げられることとなりました。施行は2022年の4月からです。
また、女性が結婚可能となる年齢が、16歳から18歳に引き上げられています。その他、関連する22の法律も合わせて改正されています。
選択肢にある民法、刑法、商法はいずれも「六法」に含まれるものです。六法の残る3つは、憲法、民事訴訟法、刑事訴訟法です。
そこで今回は、六法のそれぞれがどんな法律なのか、違いを簡単におさらいしてみましょう。
憲法とは、「日本とはこんな国で、国民にはこんな権利やこんな義務があります」と定めているものです。国家の基礎となる決まりであり、どんな法律よりも優先されます。憲法を守らないといけないのは、どちらかといえば国の方です。
刑法は、国が国民に対して「これをすると、これくらいの刑罰を受ける犯罪になります」と定めたものです。そして「犯罪に対する裁判は、こんなルールと手続きで行います」と定めたものが刑事訴訟法です。
民法は、国民と国民の間で「これをする時は、こんな義務や権利が発生します」と定めたものです。そして「国民間で起きたトラブルを解決する裁判は、こんなルールと手続きで行います」と定めたものが民事訴訟法です。
商法は、民法の中でもビジネス部分に特化して「ビジネスに関するやり取りでは、こんな義務や権利が発生します」と定めたものになります。