問題の解説
第1問
【名古屋コーチンを煮込んだ料理が、宇宙食に認定されました。次のうち、名古屋コーチンはどれでしょう。】
正解は「C」でした。
名古屋コーチンとは、愛知県産の地鶏「名古屋種」の通称です。秋田県の比内地鶏、鹿児島県の薩摩地鶏とともに、「日本三大地鶏」のひとつに数えられています。
名古屋コーチンは、卵をよく産み、肉もおいしいことで知られています。肉質はしっかりとした弾力があり、コクのある旨味が楽しめます。卵はやや小ぶりですが、濃厚な味わいが特徴です。
名古屋コーチンなどの食材を、愛知県特産の八丁味噌で煮込んだ料理が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって宇宙食に認定されました。温めなくても美味しく食べられるよう、味が調整されています。また、宇宙食は流動食が多いことから、歯ごたえを残すよう工夫されています。
今年の春頃から、国際宇宙ステーションに滞在する予定の星出彰彦さんに提供される予定となっています。3月頃からは一般向けにも発売される予定です。
第2問
【ブラジルで毎年開かれる「リオのカーニバル」が、今年は中止になることが決まりました。では、現在のブラジルの大統領は誰でしょう。】
正解は「ボルソナロ」でした。
「リオのカーニバル」は、ブラジルの港湾都市リオデジャネイロで開催される、世界最大規模の祭りです。「サンボドロモ」と呼ばれる会場で行われるサンバパレードがメインイベントで、予選を勝ち抜いたチームが踊りを披露します。
毎年2月頃に開催されていますが、2021年の開催は新型コロナウイルス感染拡大の影響で7月に延期されていました。その後もブラジルでの感染拡大が広がっていることを受け、市長は中止の意向を明らかにしました。
リオのカーニバル、今年は中止へ 7月開催「不可能」―ブラジル https://t.co/9bkiItGiA2
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) January 21, 2021
ブラジルの累計死者数は21万人を超えており、アメリカに次いで世界で2番目の多さとなっています。新型コロナウイルスを軽視する発言を繰り返すボルソナロ大統領は、その過激さから「ブラジルのトランプ大統領」と呼ばれています。
第3問
【野球選手のハンク・アーロンさんが亡くなりました。アーロンさんが1977年に王貞治さんに贈ったのは、どんな生き物の剥製でしょう。】
正解は「フラミンゴ」でした。
野球選手のハンク・アーロンさんが、1月22日に亡くなりました。アーロンさんは1954年にミルウォーキー・ブレーブスで大リーグデビューを果たし、1974年にはベーブ・ルースさんが持っていた当時の最多ホームラン記録である714本を抜いています。
1976年に引退するまでにホームランの記録を755本に伸ばしており、2007年にバリー・ボンズさんに抜かれるまで大リーグ記録を保持していました。
アーロンさんは王貞治さんとも交流があり、1990年には2人の呼びかけによって世界少年野球大会の第1回大会が開かれています。王さんが1977年にプロ野球通算756本塁打を放ち、アーロンさんの記録を抜いた際には、王さんの1本足打法の代名詞であるフラミンゴの剥製を贈っています。
剥製は現在、福岡市の王貞治ベースボールミュージアムに展示されています。