問題の解説
第1問
正解は「害虫を駆除するため」でした。
植物を食い荒らす害虫として知られるアブラムシに対して、テントウムシはその天敵です。
そのためテントウムシを使ったアブラムシ駆除は行われていましたが、テントウムシは飛んで移動するため定着し辛く、安定性に問題がありました。
そこで今回新しく、テントウムシの羽を樹脂で固めて飛べなくする、という商品が登場しました。これで放し飼いにしても飛べずに定着するため、安定してアブラムシを駆除してくれます。
また、樹脂は2か月程度で自然にはがれるため、テントウムシは再び飛べるようになるとのことです。
ちなみに、アブラムシを駆除してくれるテントウムシですが、ワイン作りには敵になることもあります。
テントウムシが大量発生するとブドウに多くの体液が付着してしまい、ワインの味を変えてしまいます。これは「テントウムシ汚染」と呼ばれます。
第2問
正解は「地名」でした。
ダボス会議は、スイスのダボスで毎年1月に行われる、世界中の政治家や国際的な企業のCEO(最高経営責任者)、学者などが集まる世界的な会議です。議題は経済だけでなく、環境問題や社会情勢、文化など多岐にわたっています。
去年は中国の習近平・国家主席が出席、今年はアメリカのトランプ大統領が出席を表明(参加は未定)するなど大物政治家の名前も目立ち、ダボス会議での議論は世界的な影響力を持つとされています。
過去には日本からも、森喜朗、福田康夫、麻生太郎、菅直人、安倍晋三と、歴代首相が現職中に参加しています。
ダボスは標高1560mの高さにある観光地で、夏は避暑地として、冬はスキーリゾート地として、ヨーロッパでは人気です。またトーマス・マンの代表作『魔の山』は、ダボスが舞台となっています。
第3問
正解は「レジでの精算がない」でした。
ネット通販で知られるアマゾンから、レジが存在しないコンビニ「Amazon Go」がアメリカで一般公開されました。
Amazon Goは、専用アプリのQRコードで入店します。あとは欲しい商品を手に取って、用が済めば店を出るだけです。店内での精算は発生しません。
この仕組みですが、店内に多く設置されているカメラが客が商品を手に取ったことを識別しています。もちろん、どんな商品であるかも識別されます。
手に取った商品を元の棚に戻せば、やはりカメラが識別して、購入したことにはなりません。
そして店を出る際に、手に取った商品すべての代金が自動的にクレジット決済される、という仕組みとなっています。
【1号店】新しいタイプの小売店舗「Amazon Go」がついに開店https://t.co/Vs7ILe1Mw7
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年1月22日
米シアトルで22日からオープン。レジでの支払いをせずに、商品を持ってそのまま店から出て行くことができる。 pic.twitter.com/LPtwzM4btZ