問題の解説
第1問
【20日、第164回芥川賞の選考会が開かれ、宇佐見りんさんの受賞が決まりました。受賞した作品の主人公はどんな人でしょう。】
正解は「男性アイドルを推す女子高校生」でした。
20日、第164回芥川賞・直木賞の選考会が開かれ、芥川賞には宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』が選ばれました。宇佐見さんは国文学を専攻する21歳の大学2年生。19歳で受賞した綿矢りささん、金原ひとみさんに次ぐ史上3番目の若さでの受賞となります。
『推し、燃ゆ』は、さまざまな生きづらさを抱えながら「推し」の男性アイドルを応援することを心の支えにする女子高校生が主人公の物語です。
一方、直木賞には西條奈加さんの『心淋し川』が選ばれました。審査員から「欠点がないのが欠点」という意見も挙がるほどの高い完成度が評価されました。
誤答選択肢の「オンラインでクイズを出すオペレーター」と「2人の女性と関係を持つ大学生」はそれぞれ第163回芥川賞受賞作品の『首里の馬』、『破局』の主人公です。
第164回芥川龍之介賞は、宇佐見りんさんの「推し、燃ゆ」に決定しました。宇佐見さん、おめでとうございます!#芥川賞
— 日本文学振興会 (@shinko_kai) January 20, 2021
第2問
【ドイツでは、公共交通機関を利用する際に医療用のマスクの着用が義務化されることになりました。さて、ドイツの首相であるメルケル氏は博士号取得者としても知られていますが、その分野はどれでしょう。】
正解は「物理学」でした。
日本時間20日、ドイツのメルケル首相は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、都市封鎖を強化することを発表しました。
その一環で、1月末までとしていた小売店の営業禁止などの措置を来月14日まで延長するほか、店内や公共交通機関内では布マスクの使用を認めず、医療用のマスクの着用が義務付けられることになりました。
ドイツの新規感染者は1日当たり1万人強。3万人超えを記録した12月後半と比較すると落ち着いたものの、依然として高い数字が続いています。
さて設問ですが、メルケル首相はライプツィヒ大学で博士号を取得した物理学者でもあります。ベルリンの壁崩壊を機に政界を目指すまでは、科学アカデミーで研究員として10年以上働いていた経歴を持っています。
【新型コロナ】ドイツ、公共交通機関で布マスクNGにhttps://t.co/C1P0gQYbNU
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 20, 2021
全市民に可能な限り自宅にとどまるよう求めたうえ、店や電車・バスなどの中では、欧州規格「FFP2」やサージカルマスクなど医療用マスクの着用を義務化する。 pic.twitter.com/5ONu9wR2I9
第3問
【20日、昨年の司法試験の合格者が発表されました。今回の合格者数に関して、正しいのはどちらでしょう。】
正解は「2006年以降最少」でした。
20日、法務省が昨年の司法試験の合格者を発表しました。今回の合格者は前回より52人少ない1450人となり、政府が目標としている1500人を初めて下回りました。現行の司法試験制度が導入された2006年以来、受験者数、合格者数ともに最少となりました。
また、司法試験の受験をするためには「司法試験予備試験に合格していること」または「法科大学院を修了していること」のどちらかを満たしている必要がありますが、司法試験予備試験合格者の合格率は89.36%であった一方、最も合格者の多かった法科大学院である東京大学法科大学院修了者の合格率は59.43%となりました。
受験者の皆様はお疲れ様でした。