問題の解説
第1問
【2012年12月から現在まで続く景気回復の長さが、戦後2番目の長さとなりました。では、戦後最も長い景気回復を俗に、何景気と呼ぶでしょう。】
正解は「いざなみ景気」でした。
内閣府は13日、2012年12月から始まった現在の景気回復、いわゆるアベノミクス景気の長さが、高度経済成長期の「いざなぎ景気」(57か月)を超えたと認定しました。
これにより現在の景気回復は、2002年2月から始まった「いざなみ景気」(86ヵ月)に続いて、戦後2番目の長さとなります。なお、現在の景気回復が2019年1月まで続くと、戦後最長となります。
ただし、これはあくまでも「景気回復の期間が長い」というだけで経済の成長率とは無関係のため、「景気がいい」といわれて実感がないのも当然だといえます。
ちなみに戦後最長の「いざなみ景気」が失速した要因は、サブプライムローン問題に端を発したリーマンショックと、連鎖して起きた世界金融危機です。
第2問
【ドイツのベルクグリュン美術館で開催中の展覧会は、一風変わっています。この展覧会では、絵画のどの部分を展示しているでしょう。】
正解は「裏側」でした。
ドイツのベルリンにあるベルクグリュン美術館では現在、「絵画の伝記」という名の展覧会を開催中です。
この展覧会では、ピカソやマティスといった有名作家の作品が並んでいますが、絵を鑑賞することではなく、作品の来歴を紹介することがテーマです。
そのため普段なら観ることの出来ない、絵画の裏側まで観られるようになっています。また、絵画の歴代所有者も展示されています。
ピカソ、クレーの名画の「裏側」を見る展覧会でナチス略奪の軌跡を知るhttps://t.co/7BOGVjN8oL#アート #ドイツ #ナチス #歴史 pic.twitter.com/DHylOYqpCB
— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) 2018年12月13日
元はフランスにあった絵画が、第二次世界大戦でフランスを占領したナチス・ドイツの手に渡り、それが戦費のために売り払われて……のような歴史物語を、絵画を通じて知ることができます。
第3問
【北海道の「くっちゃんちょう」が全国で初めて、2%の定率制での宿泊税を導入します。さて、「くっちゃんちょう」の漢字表記はどれでしょう。】
正解は「倶知安町」でした。
北海道虻田郡にある倶知安町が、定率制の宿泊税を導入することになりました。倶知安町は、世界的なスキーリゾート地として知られるニセコ地域にあり、冬には多くの外国人観光客が訪れます。
宿泊税の税率は2%で、町では2億6000万円から3億1000万円ほどの増収を見込んでいます。なお、修学旅行に関しては対象外としています。
宿泊税については、東京都や京都府、大阪府などがすでに導入していますが、これらは定額制となっており、定率制での導入は倶知安町が全国で初めてとなります。
ところで、北海道には難読地名が多くありますよね。そんな北海道の、難読地名ばかりを集めたクイズがこちらになります。