問題の解説
第1問
【10月に公益財団法人「日本数学検定協会」が実施した”数学検定”1級に、9歳の男児が史上最年少で合格しました。さて、”数学検定”の正式名称は何でしょう。】
正解は「実用数学技能検定」でした。
10月に実施された実用数学技能検定(数検)で、最難関の1級に小学4年生が合格しました。9歳での合格は、史上最年少になります。
数検1級は、理数系大学卒業程度の内容から出題されます。2018年度の合格率は5.7%と難関として知られる検定で、これまでの最年少合格記録は11歳でした。
今回の「数検」のように、一般に正式名称が略されている検定は他にもあります。
たとえば日本英語検定協会が主催する「英検」は、実用英語技能検定が正式名称です。また日本漢字能力検定協会が実施する「漢検」は、正しくは日本漢字能力検定です。
第2問
【中国のスマートフォン大手シャオミが、日本市場への参入を発表しました。さて、シャオミは次のどちらでしょう。】
正解は「小米科技」でした。
中国のスマートフォンメーカー、シャオミが今月から日本市場に進出すると発表しました。
同社のスマートフォンは、インドなどアジアを中心に人気で、昨年の世界シェアは8.5%と4位です。
日本ではアップルがトップシェアを堅持していますが、低価格路線のシャオミがどこまで食い込めるのか、注目されています。
なお、スマートフォンの昨年の世界シェアは、1位がサムスン電子(韓国)、2位がアップル(アメリカ)、3位がファーウェイ(中国)となっています。
ちなみに誤答選択肢の「華為技術」は、ファーウェイの漢字表記です。
第3問
【ウクライナ東部で5年以上続く「紛争」について、年内に停戦することで合意されました。この紛争の当事国は、ウクライナとどこでしょう。】
正解は「ロシア」でした。
ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が9日、初の首脳会談を行いました。
首脳会談は、ドイツ・メルケル首相とフランス・マクロン大統領の仲介のもとで行われ、ロシア、ウクライナの両国はウクライナ東部で続いている紛争について、年内に完全停戦することで合意しました。
また捕虜の交換や、紛争地域からの兵力の撤退についても合意されています。
しかし、停戦後のウクライナ東部の扱いについては両国間の意見が対立しており、4か月以内に再度、この4か国での首脳会談が行われることになりました。
ウクライナ東部の紛争は、2014年2月にロシアがウクライナ領のクリミア半島に軍事介入したことが発端です。
その後、クリミア半島がロシアに編入されたことで、G7はロシアに対して経済制裁を開始。世界情勢にも大きな影響を与えました。