コジマです。
毎年恒例、コナン映画の季節だ。今年(2026年)公開の最新作『ハイウェイの堕天使』では、凄腕の白バイ小隊長・萩原千速の活躍が描かれている。私も鑑賞したが、ピンチに次ぐピンチを乗り越えるコナンたちが圧倒的な迫力で描かれており、文字通り手に汗握って楽しむことができた。
バイクがテーマの今作を観終えて、私はあるコナン映画のことを思い出した。乗り物を使ったアクションシーンでピンチを乗り切る、あまりにも私の記憶に刻み込まれすぎている一作を……。
2001年公開の『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』である。

子どもの頃にテレビでこの作品を観たのだが、ハラハラドキドキのアクションシーンの連続で、そのどれもが一度観たら忘れないインパクトを持っていた。しかもそれだけでなく、物理をやっていないとわからないような数式を使った解説がされており、「勉強したらわかるようになるのかな」と思ったものである。
ちなみにQuizKnockメンバーのふくらPも、この動画の中で「物理に興味をもったきっかけ」として『天国へのカウントダウン』を挙げている。
ところで、読者の中でこの作品を観たことがある方は、この映画がどのようなあらすじだったか思い出してみてほしい。ちゃんと思い出せるだろうか?
私はというと、確かに印象には残っているのだが、細かいところの記憶は結構怪しい。確かこんな感じだったと思うのだが……。

ちょうど公開から25年とキリのいいタイミングであるし、今の私はあの頃よりは多くのことを知っている。今改めて観て、この曖昧な記憶が正しいのか確認しようと思う。

映画のあらすじは以下の通り。



改めて映画を観て、最初の気づきがある。爆弾は車のトランクに載せたのではなく、あくまでビルに仕掛けられていた時限爆弾の爆風を受けただけだった!

よく考えたら当たり前である。トランクの中で爆発が起こり、うっかりガソリンに引火でもしたら、向かいのプールに飛び込む前に空中で車ごと燃え盛ることになるだろう。
冒頭で紹介した、理系心をくすぐる解説シーンは、少年探偵団がパーティー会場で時限爆弾を見つけ、脱出方法を探る場面で登場する。
このシーンを書き起こしてみた。

高校物理を履修したあとに観ると……結構普通のことを言っている!

灰原がビルの設計仕様や重力加速度の小数点以下5桁を覚えているのは気になるけど……。ちゃっかり√4.08をちゃんと暗算しているのも気になるけど……。
「水平方向には同じ速度で、下向きには決まった割合で速度を上げながら」の部分は、物体の運動は方向ごとに分解して考える、という力学における基本中の基本の説明をしている。空中に放り出された物体にかかる力は重力だけなので、鉛直方向には下向きに加速していくが、水平方向には全く加速せず、同じ速度で移動する。
数分後にはフロアが爆発するという絶体絶命の状況の中、小学1年生たちに向けて冷静にわかりやすく力学を説く灰原の姿勢を見習わなければならないかもしれない。
久しぶりの『天国へのカウントダウン』を一通り味わったところで、いくつかツッコんでおきたい箇所がある。

























