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前ページ:クイズを解きたい方はこちらから! 以下は問題の答えと解説です

クイズの解説

Q.1:写真のような、エキゾチックな見た目をしたフルーツの名前は?

▲ドラゴンフルーツの断面 via Wikimedia Commons Shyamal Kumar Chaudhary CC-BY-SA-4.0(画像を一部加工しています)

ドラゴンフルーツはサボテンの仲間の植物です。竜のうろこに覆われているような見た目から名付けられ、漢字でも「火龍果」と表記されることがあります。

食べ方としては、生のまま冷やしたものを切って食べるのが一般的です。旬は6月下旬から12月上旬と長いのですが、これはこの期間、およそ月に1度のペースで開花し実をつけ続けるためです。

ドラゴンフルーツの原産地は中南米やメキシコですが、日本でも沖縄県や鹿児島県などで栽培されています。

【問題画像出典】:Wikimedia Commons Contributor2020 CC-ZERO

Q.2:有名な一休さんのとんち話で、一休さんは屏風に描かれた何を退治するよう頼まれた?

一休さんの有名なとんち話に屏風に描かれた虎をめぐるエピソードがあります。一休が殿様に出された、毎晩屏風の中から抜け出す虎を捕まえてほしいという難題に、とんちで挑戦するお話です。

▲屏風の中の虎を捕まえようと縄を構える一休さん

一休さんは、正しくは一休宗純そうじゅんといい、室町時代中期に活躍した臨済宗の僧侶でした。当時の世俗化した禅宗を様々な奇行で批判し、その生き様から後世になって「とんち話」が創作されたといわれています。

この問題では「竜」の選択肢は不正解でしたが、故事成語の「画竜点睛」には、これとは似て非なるエピソードがあります。

中国南北朝時代の画家・張僧繇ちょうそうようが、あるときお寺の壁に竜の絵を描きました。しかしその竜には目が入っておらず、人々に責められた彼が目を書き足すと、たちまち竜は壁を破って空に飛んでいったのです。もし一休さんだったら、この竜は捕まえられたでしょうか……?

Q.3:前身となった球団も含めると、プロ野球のセ・リーグで、リーグ優勝回数が多いのはどちら?

前身となった球団も含めたセ・リーグの優勝回数は、中日ドラゴンズが9回阪神タイガースが6回で中日ドラゴンズの方が多くなっています。

中日の直近のリーグ優勝は2011年、日本シリーズ優勝は2007年です。昨年は阪神が2005年以来18年ぶりのリーグ優勝、更に1985年以来38年ぶりの日本シリーズ優勝を果たしたことで話題になりましたね。

ちなみに、セ・リーグの最多優勝回数は読売ジャイアンツの38回です。中日の9回が広島やヤクルトと同率で2位であることを考えると、断トツの成績ですね!

Q.4:イセエビの漢字表記の一つ「〇蝦」。〇に入るのは?

イセエビの漢字表記には、「伊勢海老」の他に「竜蝦」があります。

▲イセエビ via Wikimedia Commons Syced CC-Zero

縁起物として人気のイセエビは、体長30cmほどの大型のエビです。温暖な海に生息し、その名の通り伊勢湾の名物として知られていますが、最近では温暖化などの影響により岩手県でも確認されるようになっています。

実は、トラエビという名前のエビも実在します。主に瀬戸内海や有明海に生息し、こちらも食用になるそうです。

Q.5:突っ張った口ひげのことを指す「〇髭」。〇に入るのは?

虎髭とらひげとは、文字通り虎のひげのように硬く突っ張った口ひげのことです。竜にも虎にも髭が生えているので、どちらなのか迷った人も多いのではないでしょうか。

ちなみに、竜髭と書くと、そのまま「りゅうのひげ」と読み、植物の「ジャノヒゲ」の別名になります。

▲ジャノヒゲ via Wikimedia Commons Salicyna CC-BY-SA-4.0(画像を一部加工しています)

ジャノヒゲは日本各地の林に自生する植物ですが、地面を覆うように生えることから、庭の地面を覆うために園芸用の品種も生み出されました。花壇などで見かけたことのある人もいるのではないでしょうか。

さらに、「竜髭菜」と書くと、アスパラガスの漢字表記になります。

わたしたちが普段食べているアスパラガスは、地上に生えたばかりの新芽ですが、更に成長すると葉が細く枝分かれした姿になります。

▲生長したアスパラガスの株 via Wikimedia Commons Ryan Hodnett CC-BY-SA-4.0(画像を一部加工しています)

この姿がまるで竜の髭のようであることから、「竜髭菜」という漢字が当てられたという説があります。


本日の「二択でGO」は以上となります。次回もお楽しみに!

【前回の二択でGOはこちら】

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この記事を書いた人

東北大学大学院文学研究科・修士1年の楠です。 サークルでクイズをやったり、小説を書いたりしています。専門は考古学(主に平安時代の土師器)で、長期休み中は発掘調査であちこちに行っています。 「日常がクイズになり、クイズが日常になる」記事を書けるよう精進します。ご期待下さい!

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