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クイズの解説
Q1:牛若丸と弁慶が出会ったとされる京都の「〇〇大橋」。〇〇に入るのは?
五条大橋は京都の鴨川に架かる橋です。牛若丸(源義経)と武蔵坊弁慶が出会い、戦った場所と伝わっており、童謡『牛若丸』の歌詞や、歌川国芳の版画にも登場します。しかし、義経の一生を描いた軍記物語『義経記』によると、二人は五条天神という神社で出会い、清水寺で戦ったとされています。
また、平安時代当時、「五条の橋」といえば現在の松原通に架かっていた橋(現在の五条大橋の北側)のことを指しました。安土桃山時代に豊臣秀吉が方広寺の大仏殿を造営する際、平安京から方広寺へ直接行けるよう五条通に橋を架け替えた結果、現在の五条大橋になったといわれています。
Q2:儒教において、人が常に行うべき道といわれるのは?
五常とは、儒教において人が常に行うべき5つの正しい道を指す言葉で、仁・義・礼・智・信の5つを指します。もともとは孔子が「仁」を唱え、孟子が「義・礼・智」を加えて四徳としたところに、前漢の儒学者・董仲舒が「信」を加えて成立しました。
この「五常」という言葉は、アニメ『呪術廻戦』第1期のオープニングテーマである、Eveさんの『廻廻奇譚』の歌詞にも登場します。
ちなみに仏教にも、釈迦の5つの教えを指す「五乗」という言葉があります。
Q3:「ビッグカツ」や「いか姿フライ」といった駄菓子を製造している「株式会社〇〇」。〇〇に入るのは?
株式会社すぐるは、広島県呉市に本社を置く食品製造業者です。主力商品のビッグカツは、小学校の遠足に持って行った記憶があるという方も多いのではないでしょうか?
広島県の会社ということで広島東洋カープを応援しており、応援商品の「カープかつ」も製造しています。
Q4:人間が対象を認識する能力として、カントが「感性」とともに挙げた「〇性」。〇に入るのは?
悟性(ドイツ語のVerstand)とは、広くは単に理解力を意味する言葉ですが、哲学者のカントは人間の認識能力のひとつとしてこの言葉を用いました。
人間は感覚器官を通じて、光や音といった情報を知覚します。これを整理して受容する能力が「感性」です。そして、こうして得られた情報について、判断して理解する能力が「悟性」です。
たとえば、我々がある生き物を知覚した際、「感性」が姿や鳴き声といった情報を整理して「あれは猫だ」と見てとります。さらに「悟性」によって「あの黒くて脚が長いやつも、毛が長くて目の色が違うやつも猫だ」などと理解することができます。こうして人間の「認識」が成り立つというのです。
Q5:『呪術廻戦』のエピソード「懐玉 ・玉折 」において、「玉折」したのはどっち?
「懐玉・玉折」は、アニメ『呪術廻戦』第2期の前半を構成するエピソードです。後にそれぞれ「最強の呪術師」「最悪の呪詛師」と呼ばれることになる五条悟と夏油傑が、ともに呪術高専で学ぶ親友だった頃の出来事を描いています。
「玉折」とはもともと「蘭摧玉折」という四字熟語で、玉が砕け壊れるように優れたものが失われること、また転じて、才能ある人が若くして命を落とすことを意味します。『呪術廻戦』の「玉折」では、夏油が道を踏み外して呪詛師へと身を堕とすまでの物語が描かれています。
また、「懐玉」はもともと「被褐懐玉」という四字熟語。優れた才能を持ち合わせていることを意味し、作中で呪術師としての才能が花開いた五条との比較が、タイトルにもあらわれているのではないでしょうか。
ちなみに「懐玉・玉折」のオープニングテーマを手掛けたキタニタツヤさんは、明後日2月28日が誕生日です。おめでとうございます。
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