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クイズの解説

Q.1:清少納言『枕草子』の冒頭にて、「早朝がよい」とされている季節は?

清少納言が著した随筆『枕草子』の冒頭では、四季のそれぞれの季節において、清少納言が趣深いと感じる情景についてつづられています。

「春はあけぼの」という書き出しがよく知られていますが、その後に夏・秋と続き、冬の段落で取り上げられているのが「つとめて」です。つとめてとは「早朝」という意味であり、冬の非常に寒い朝に急いで火を起こす様子たいへん冬らしい情景ですてきである(いとつきづきし)と著されています。

▲『枕草子』で趣深いと紹介されている時間帯

Q.2:ナポレオンは1812年に行ったロシア遠征において、ある季節の厳しい気候に悩まされました。この史実に由来して生まれた言葉は「【?】将軍」?

ナポレオン(1769-1821)は、フランス革命期において台頭した軍人です。

ナポレオンによるロシア遠征は1812年の初夏に開始したものの、ロシア軍の作戦の前に苦しみ、10月に退却を強いられることになります。この退却のさなか、厳しい寒波に悩まされた史実から、冬の厳しい寒さを表す「冬将軍」という言葉が生まれました。

▲『ナポレオンのモスクワからの退却』(アドルフ・ノーザン)

Q.3:一般に、牛乳がよりあっさりした味わいになるのは?

牛乳のパッケージを見ると、以下のような乳脂肪分無脂乳固形分のグラフが描かれていることがあります。

▲牛乳パックの1例(筆者撮影)

夏は牛乳に含まれる乳脂肪分や無脂乳固形分の割合が小さくなり、あっさりとした味わいになります。一方で冬は濃厚に感じられるなど、季節における成分の違いが牛乳の味の変化を引き起こしています(ただし、牛乳の味はその他の要因によっても変化します)。

Q.4:この植物を漢字表記したとき、【?】に入るのは?

「柊」は「ヒイラギ」と読み、トゲトゲの葉が特徴的な常緑広葉樹を意味します。また【?】に夏が入る場合は「えのき」という落葉高木を指す漢字となります。

▲ヒイラギ via Wikimedia Commons Alpsdake CC BY-SA 4.0(画像をトリミングしています)

ちなみに、クリスマスのリースなどに利用される上図右の植物は、ヒイラギに見た目が似ていることから「セイヨウヒイラギ」と呼ばれますが、分類上は別種の植物です。

Q.5:この絵画のタイトルは?

『夏』はイタリアの画家・アルチンボルド(1527-1593)の代表作『四季』の中の1作品です。

アルチンボルドは動植物などを組み合わせて描く肖像画を多く残した個性的な画家であり、『夏』ではトウモロコシナスなどの季節の野菜が使われています。

▲アルチンボルド『四季』

さらに詳しくアルチンボルドについて知りたくなった方はこちらの記事をぜひ読んでみてください。

来週の「二択でGO」もお楽しみに!

【前回の二択でGOはこちら】

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この記事を書いた人

ノブ

東京大学修士2年のノブです。理系ながら心理学にも興味があります。みなさんの日々の5分を少し豊かにできるような記事を書けるように頑張ります。よろしくお願いします。

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