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解説

Q.1 戦時中に製造された陶器製の貨幣50万枚が見つかる

戦時中に鋳造が始まったものの、終戦によって実際には使われなかった陶器製の貨幣(陶貨)が京都市の会社・株式会社松風しょうふうで見つかり、引き渡しを受けた造幣局から16日に感謝状が贈られました。

発見されたのは富士山と桜の花があしらわれた1銭陶貨およそ50万枚です。陶貨は金属が不足していた戦時中に、1銭、5銭、10銭の合わせて約1500万枚が製造されましたが、終戦により実際には使用されずに廃棄されました。そのため、これらの陶貨は「幻の貨幣」と呼ばれています。

Q.2 プラダが共同開発した宇宙服が公開

ファッションブランドの「プラダ」とアメリカの宇宙開発企業「アクシオム・スペース」が開発を手がける宇宙服の最新デザインが、16日に発表されました。

この宇宙服はアメリカが進める国際月探査プロジェクトアルテミス計画」で使用されることが想定されています。氷が存在する可能性が指摘されている月の南極付近など、太陽の光が当たらない低温の場所でも、少なくとも2時間は活動できる設計になっているとのことです。

開発にあたりプラダはデザインのみならず、ファッションブランドとして有する素材や縫製に関する知見を提供し、宇宙服としての機能性の実現に大きく寄与しています。

Q.3 日本被団協がノーベル平和賞に

日本時間の11日、今年のノーベル平和賞に日本原水爆被害者団体協議会日本被団協)が選ばれたことが発表されました。日本のノーベル平和賞受賞は、「非核三原則」を宣言した佐藤栄作元総理以来のことです。

日本被団協は1956年に結成された、広島・長崎で被爆した人たちの全国組織です。結成当時は日本のマグロ漁船「第五福竜丸」が太平洋・ビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験に被ばくしたことで、国内の原水爆禁止運動が高まりを見せていた時期でもあります。

受賞においては、国連の軍縮特別総会に代表団を派遣したり、世界各地で原爆の写真展を開いたりするなど、長年にわたって核廃絶に取り組んできた点が評価されました。

Q.4 線状降水帯予測の的中率が発表。精度が課題に

気象庁は5月に始めた都道府県レベルの線状降水帯の予測に関して、その予測的中率がおよそ1割にとどまったことを発表しました。

気象庁によると、5月から9月末までに線状降水帯の予測は81回されましたが、的中したのは8回でした。これは当初見込んでいた4回に1回の的中率を大きく下回る結果です。

また、この期間で実際に起こった線状降水帯は17回ありましたが、このうち予測できていなかった「見逃し」のケースは、およそ半分程度の9回でした。

線状降水帯の予測が難しい点として、観測データが不足していることや、発生メカニズムが複雑であることなどが挙げられています。気象庁は今後検証を進め、予測精度の向上に努める予定です。


最後までお読みいただきありがとうございました。来週もぜひ挑戦してください!

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