みなさんこんにちは、森田です。
2024年は、夏季オリンピックの開催年。先月閉幕したパリオリンピックは、日本のメダルラッシュで大いに盛り上がりましたね。深夜までオリンピックを観戦した結果、寝不足になった方も多いのではないでしょうか?
私の好きなサッカーの日本代表は、パリオリンピックで惜しくもメダルには届かなかったものの、男女ともにベスト8進出と健闘しました。特に女子日本代表(なでしこジャパン)は、サッカー王国ブラジル相手に超絶劇的逆転勝利を飾り、深夜2時の日本を歓喜の渦に包み込みました。
▲19歳の谷川選手が決めたスーパーゴールで、劇的逆転勝利
4年後のロサンゼルスオリンピックでは、なでしこジャパンの金メダルに期待して、一緒に応援しましょう!
と、言いたいところですが!
日本の女子サッカーは、なでしこジャパンだけじゃない! 日本には、WEリーグという女子プロサッカーリーグがあるんです!
しかも、WEリーグの新シーズンが、9月14日(土)に開幕します。
いよいよ、2024-25シーズン開幕⚽
— WEリーグ|日本女子プロサッカーリーグ (@WE_League_JP) August 28, 2024
WE MAKE FOOTBALL
みんなが主人公になるためにプレーする。
🏆2024-25 #SOMPO #WEリーグ
📅9月14日(土) 開幕
🏆2024-25 #WEリーグクラシエカップ
📅8月31日(土) 開幕
試合日程の詳細はこちらから👇 https://t.co/jjLUfF3oYo#WEリーグ開幕… pic.twitter.com/3oiHxFkcaX
つまり、女子サッカーを見始めるには、今がちょうどいいタイミングなんです!
「WEリーグ」とは?
WEリーグは、2021年に誕生した、日本の女子プロサッカーリーグです。今月開幕するのは、リーグ誕生から4回目のシーズン。できたてほやほやのリーグですね。
WEリーグという名称には、「日本に“女子プロサッカー選手”という職業が確立され、リーグを核に関わるわたしたちみんな(WE)が主人公として活躍する社会を目指す」(WEリーグ公式サイトより)という思いが込められています。アツいですね!!
\\ #ウィーナ 生誕100日🎂!!//
— WEリーグ|日本女子プロサッカーリーグ (@WE_League_JP) December 21, 2023
本日12月21日でウィーナは生誕100日を迎えました🥳
WE LIFE ~WEリーグの主人公たち~🎥✨
今回は番外編!
WEリーグ公式マスコット ウィーナ お披露目の1日に密着しました✨
本編はこちら💁♀️https://t.co/P5R2nuws77@PERSOLgroup#はたらいて笑おう#WEリーグ pic.twitter.com/7h1pNEn4gK
▲WEリーグ公式マスコットのウィーナ。かわいい
WEリーグには、北は仙台から南は広島まで、現在12クラブが所属しています。
この12クラブが、1シーズンで自分たち以外の11クラブと2試合ずつの総当たり戦を戦って、順位を争います。つまり、1シーズンあたりの試合数は22試合ということになります。
順位の決定方法は少し複雑なので、ここでは詳しく説明しません。とにかく、いっぱい勝ったところが優勝! わかりやすいね!
……そんな方にこそ、WEリーグ観戦が特にオススメなんです!!
ビギナーにおすすめできる「3つの理由」
理由1:なでしこジャパンの選手を間近で見られる!
WEリーグは、なんと言っても日本女子サッカーの最高峰。スタジアムへ行けば、なでしこジャパンでも活躍した一流選手のプレーを、間近で見ることができます!
2011年の女子W杯決勝でスタメン出場し、なでしこジャパンの優勝に貢献したディフェンダー・
▲体を張った気迫の守備!
パリ五輪でなでしこジャパンのメンバーにも選ばれたゴールキーパーの平尾
▲見事なPKストップ!
理由2:良い席のチケットをお手頃価格で取りやすい!
WEリーグの観客数は、残念ながら、男子のJリーグと比べるとまだまだ少ないのが現実です。しかしその分、選手を至近距離で見られる最前列の席をはじめ、良い席のチケットをお手頃な価格でゲットできる可能性が高いのです!
例えば、今年(2024年)広島市の中心部に開業した新スタジアム「エディオンピースウイング広島」で開催される試合のチケットは、Jリーグだと即日完売することも多く、手に入れるだけでもかなり苦労します。しかし、WEリーグだと、最前列のチケットも余裕を持って購入できます。
しかも、Jリーグの半額以下でチケットを買える座席もあります。おトクにサッカー観戦するならWEリーグ!
理由3:迫力満点!「専用スタジアム」がたくさん
サッカーのスタジアムは、大きく分けて2種類あります。サッカーで使うピッチの周囲に陸上のトラックがついているスタジアムと、陸上トラックがついていないサッカー(球技)専用スタジアム。
このうち「専用スタジアム」の方が、ピッチと観客席との距離が近いため、大迫力で臨場感のある観戦が楽しめます。Jリーグで使われているスタジアムのうち「専用スタジアム」は約50%です。一方、WEリーグの12クラブが主に使っているスタジアムのうち、「専用スタジアム」は8つ。WEリーグの方が、サッカー専用スタジアムの割合が高いんです!
ちなみに、球技専用でない4つのスタジアムも、すべて試合を見やすい良スタジアムです(筆者調べ)。
今シーズンの注目選手
ここからは、今シーズンの(個人的)注目選手を3人紹介します。選手のことを知ると、サッカー観戦は何倍も楽しくなりますよ!
川澄奈穂美 選手(アルビレックス新潟レディース)
2011年の女子W杯では準決勝で2ゴールを決めなでしこジャパンの優勝に貢献した、WEリーグ屈指のスター選手です。38歳となった今も、衰え知らずのプレーをWEリーグで見せています。昨シーズン4位と躍進したアルビレックス新潟レディースを、今シーズンはさらなる高みへ導けるでしょうか?
▲味方のゴールを正確なクロスでお膳立て!
守屋都弥 選手(INAC神戸レオネッサ)
パリ五輪でも活躍した、現役なでしこジャパンのディフェンダーです。ディフェンダーは守備的なポジションですが、彼女は抜群の走力で攻撃にもガンガン絡み、ゴールを演出します。INAC神戸レオネッサが3シーズンぶりのWEリーグ優勝を果たすには、彼女の活躍が欠かせないでしょう。
▲これぞ守屋選手の真骨頂、豪快なドリブルからのゴール!
角田楓佳 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
2004年生まれの19歳、20歳以下の女子日本代表でも主力として活躍する、いま大注目の若手選手です。味方のピンチを察知し、ボールを奪い取るプレーが持ち味です。若い彼女がさらなる成長を見せれば、三菱重工浦和レッズレディースの3連覇も見えてくるでしょう。
▲嬉しいWEリーグ初ゴール!
ここまで、WEリーグのおすすめポイントや注目選手を紹介してきましたが、みなさんの中にはこんな疑問を持っている方がいるかもしれません。
その1:地元のクラブを応援しよう!
まず、地元や現在住んでいるところにWEリーグのクラブがあれば、ぜひそのクラブを応援してみましょう! サッカーに限らずスポーツ観戦の大きな醍醐味は、「私たちの街」を背負うクラブを応援できることです。WEリーグクラブを応援することで、街への愛着がより強くなること間違いなし。
その2:気になる選手を追ってみよう!
地元にクラブがなければ、気になる選手を1人見つけて、その選手がいるクラブを応援することをおすすめします。プレーがかっこいい・出身県が同じ・同い年・インスタがおしゃれ……など、選手に注目するきっかけは何でもいいんです。1人でも知っている選手がいるだけで、応援に熱が入りますよ。
WEリーグの試合はどうやって見るの?
WEリーグの試合は、DAZNというサービスで全試合ライブ配信されます。また、公式YouTubeチャンネルでは、WEリーグの全クラブが出場する「WEリーグ クラシエカップ」という大会の試合が無料でライブ配信されています。
▲試合のダイジェスト動画もYouTubeで見られる
スタジアムで試合を観戦したい方は、「WEリーグチケット」などで事前にチケットを購入しておくと安心です。ゴールが決まったときの熱気を味わいに、スタジアムにぜひ足を運んでみてくださいね!
今シーズンは、昨シーズンWEリーグ史上初の連覇を達成した三菱重工浦和レッズレディースが、前人未到の3連覇に挑みます。
浦和が3連覇を達成するか、はたまたWEリーグ初代女王のINAC神戸レオネッサが王座を奪還するか、はたまた悲願のWEリーグ初優勝を成し遂げるクラブが現れるか……? 激しい優勝争いは必見です。
WEリーグが誕生するまで、日本にプロの女子サッカーリーグはありませんでした。WEリーグが誕生したことは、日本の女子サッカーにとって、大きな大きな一歩だったのです。
そして、WEリーグが設立された意義のひとつは、なでしこジャパンを再び世界一にすることにあります。WEリーグで切磋琢磨した選手たちが、なでしこジャパンを2度目の女子W杯優勝に導いてくれるのが、今から楽しみです。
この記事をきっかけに、WEリーグに興味を持っていただけたら嬉しいです。それでは次回、どこかのスタジアムで会いましょう!