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答え
答えは「味」です。「薬味」「加味」「味覚」「味見」の4つの熟語ができます。

美味、滋味、甘味など、「味」を使ったあじわいに関する熟語は様々ありますが、「醍醐味」とはどのような「味」なのでしょうか?
醍醐味は、現在ではもっぱら物事の本当の面白さを指して使いますが、元々は仏教に由来する言葉です。仏教の経典の『大般涅槃経』では、牛乳を精製する過程で生じる「五味」のうち、最後に出てくる醍醐味が最上級であるとし、仏教で理想とされる心の状態=涅槃の比喩に用いられました。
また、実業家・三島海雲は、自身が開発した乳製品を「醍醐味」や「醍醐素」と名付けました。これは後に乳酸菌飲料の「カルピス」の誕生に繋がっており、カルピスという商品名も、醍醐の1段階前を意味するサンスクリット語の「サルピス(熟酥)」を元に名付けられています。
ぜひ次回の「和同開珎」にも挑戦してくださいね。「今日の一問・漢字編」もおすすめです。
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